第10話 Cランク任務!
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「わしは橋作りの超名人、タズナと言うもんじゃわい。わしが国に帰って橋を完成させるまでの間、命を懸けて超護衛してもらう!」
可愛いお姫様じゃなかったことを多少残念に思いつつ、私達第七班はあうんの門に集まった。
「出発ーーーー‼」
ナルトはさっきの怒りもどこへやら、元気いっぱいにはしゃいでいる。
「何はしゃいでんのよ…」
「だってオレってば、一度も里の外に出たことねェーからよ‼」
「あれ?一回も無かったんだ。なんか意外」
「彩音は里の外で生まれたんだっけ?外は慣れてるの?」
「う〜ん……。何となくしか覚えてないからなぁ。でも楽しかったことは覚えてるよ」
里の外には普通行かない。森ばかりだし、里内で生活が完結してしまうからだ。あと、何故かナルトが外に出る許可が下りなかったせいもあり、外に出るのはかなり久しぶりだ。
キャッキャしてる私達を見て、タズナさんはカカシ先生の方へ疑わしげな視線を送る。
「…おい、本当にこんなガキで大丈夫なのかよォ!」
「ハハハ……。上忍の私がついてます。そう心配いりませんよ……」
ガキ扱いされ、またしてもナルトがタズナさんに突っかかる。
「コラしじい‼あまりオレをナメんじゃねェーぜ‼オレってば、いずれ火影の名を語る超エリート忍者!うずまきナルトってんだ‼いずれおじさんも認めざるを得ねェーんだぞ‼」
「認めやしねーよ、ガキ……。火影になれたとしてもな」
タズナさんを指差して威勢良く言うナルトだが、タズナさんは全く相手にもせず酒を口にする。カカシ先生に抑えつけられるナルトを横目にタズナさんを見やる。その、少し影の落ちた表情が気になった。
「とにかく行くぞ。任務はタズナさんの護衛。期間は道中と橋の完成までだ」
未だに不貞腐れているナルトを引きずり、私達は波の国への道を歩き始めた。