第7話 鈴取り開始‼
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サスケに心中斬首の術をかけ、残る彩音を探す。気配はこの近くからはしない。少し探してみると、至るところに彩音とナルトの匂いが散らばっている場所についた。
なるほど、一人では勝てないと思い、ナルトと協力したか……。少しは期待できそうだな……。
下忍にしては上手く隠されている罠をワザと踏むと、木の上からクナイが降り注ぐ。それと共に姿を表したナルトの影分身が足元に向かって一斉に手裏剣を放つ。
「おりゃ‼」
叫びながら手裏剣を放つのは流石にいただけないな……。
それらを真上の枝に移動して避ける。しかしその木には起爆札が仕込まれていた。またしても投げられたクナイを避け地面におりたとうとすると、目の前に彩音が飛び出してくる。かなりの速さにとりあえず応戦しようと一歩後ろに下がると、土の感触が違うことに気付く。恐らく落とし穴だろうとあたりをつけて、体制を少し崩しながら飛び退く。その瞬間、四方から、落とし穴の中から手を伸ばし飛び出してきたナルトの分身体。前からは彩音が手を伸ばしてきている。
なるほどな。上からの攻撃で注意を逸らし、落とし穴に気付かせないようにして体制を崩したところで取るって訳か。普通はジャンプとかで避けられないもんな。…だが。
勝ったと確信して飛び出してきた腕を掴み、体を入れ替えて頭をぶつけさせる。ゴチンと大きな音をたてた分身体含め五人は、あまりの痛さに声も出ないようだ。
「「「「「〜〜〜っ‼」」」」」
三人は煙をたてて消え、オリジナルの二人だけが残った。
「アハハ、お疲れサン!いやー、中々いい“チームワーク”だったじゃない」
オレがカラカラ笑うと、彩音は涙目のままこちらを睨み付け悔しげな声を出す。
「悔しーー‼上手くいくと思ってたのに‼」
「でもホント、結構よかったよ?それにしても彩音は速いねェ」
「そりゃそうだってばよ‼彩音は、スピードだけならあのサスケにも勝って忍者学校一だからな‼」
資料にも書いてあったが、忍者学校歴代一、二を争うスピードは伊達じゃないってことか。
「それはそれは。作戦は彩音立案?」
「大体の道筋は。最後の落とし穴やそこに潜むっていうのはナルトです」
「あーー‼悔しいってばよーー!!!」
ジリリリリッ
遠くの方で時計の鳴る音がする。
十二時の合図だ。