第7話 鈴取り開始‼
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「あ、サクラ!」
「彩音?」
意外とサクラは早く見つかった。
「よかった……。今サスケも探してたんだけど、みんなでいこうよ、あの上忍に」
「え…いくって……」
「あの人には四人でいかないと無理だよ。サスケは微妙だけど、声をかけてみるだけしようかと……」
「え⁉ちょっと待って……‼鈴は一つだけよ⁉そんなこと出来ないわ‼私はサスケ君の為に一緒に鈴を取るんだから‼」
私が言うより早くサクラにまくしたてられ、去られしまった。伸した腕の行き場のなさに呆然とする。
まさかフラレるとは思っていなかった。サスケは駄目でも、サクラは大丈夫と思ってたのに…!
それからいくら探しても二人は見つからず、仕方ないので、はたけカカシがいないのを確認してナルトを助けに向う。
「ナルトー、大丈夫?」
「彩音!へ、へへ〜ん!オレは大丈夫だってばよ‼」
「…とりあえずそのセリフを言うのは、見え見えの二回目の罠を抜けてからにしてもらいたいね」
「うぐっ……」
図星を付かれて流石のナルトも口ごもる。もう周りに他のトラップがないことを確認し、ナルトを救出して本題をきりだす。
「…ナルト、私と協力しない?」
「はぁ!鈴は一つだけなんだぞ‼」
ナルトは目を見開き、驚いたようにこちらを見る。やっぱりそういう反応するのか……。しかし、これで諦めたらもう鈴を取れる確率はゼロになってしまう。
「そうよ。でも、あの人から一人で鈴をとるなんて絶対に無理だと思わない?直接戦ったナルトなら分かるでしょ?」
私がそう言うとナルトは黙り込む。あのはたけカカシとの実力差は痛いほど分かっている筈だ。
「取れなかったら仲良くまた来年頑張ろ?取れたら……恨みっこなしのガチンコ勝負。どう?私達に出来ないイタズラはないんでしょ?」
「…いいぜ、それノッたってばよ‼昨日の比じゃないやつ、やってやろうぜ‼」
私達は二人仲良くニシシと悪巧み顔で笑う。今まで忍者学校で先生達を出し抜いて鍛えられたイタズラ力、存分に見せてやる…!
その頃、サクラに幻術をかけ終えたカカシは言いようのない寒気に襲われ、一人首を傾げていた。