第5話 自己紹介
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
晴れわたる青空とは裏腹に、私達のハラワタは煮えくり返っていた。
「よー、まずは自己紹介をしてもらおうか」
「『自己紹介してもらおうか』じゃないですよ‼なんで着替えに一時間もかかったんですか⁉女子か‼」
上忍が消えてから急いで片付けて待つこと50分。本当に帰ろうかと思った。
「ハハハ、すまんすまん」
柵に腰掛け、顔の80%隠れた男は悪びれた様子もなく飄々としている。全く心のこもってもない返事に、私達四人はジト目になる。
「…でも、自己紹介ってどんなこと言えばいいの?」
「そりゃ…好きなもの、嫌いなもの…将来の夢や趣味とか…。ま!そんなものだ」
「あのさ!あのさ!それより先に、先生自分のこと紹介してくれよ!」
「そうね…。見た目ちょっと怪しいし」
「ちょっとどころじゃないよ。完全に不審者」
私の言葉に三人とも頷く。あのサスケでさえ微かに首を縦に振った。
「あ…オレか?オレは『はたけカカシ』って名前だ。好き嫌いをお前らに教える気はない!将来の夢…って言われてもなぁ……。ま!趣味は色々だ」
「…ねぇ、結局分かったのって名前だけじゃない?」
「やっぱり不審者……!」
「じゃ、次はお前らだ。右から順に……」
スルーするな‼