第4話 担当上忍
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「でっきたー!」
「ニシシ。上忍が来たときが楽しみだってばよ!!」
「ア、アンタ達……。ちょっとやり過ぎじゃない……?」
私達の一、ニを争う出来のものが出来た!とりあえず最初は簡単なトラップで黒板消しを扉に挟む。初見でバレるだろうが、避けられたとしても黒板消しに付けられた紐がバケツを引っ張り、大量のチョーク粉が降り注ぐ!あとは視界の悪いところでほうきの脳天落とし!完璧‼
「フフフ……。私達を待たせたこと、後悔するがいい……!」
「…私、知らないからね」
「フン、上忍がブービートラップに引っかかる訳ないだろ」
「そんなのやってみないと分かんないよ!」
そうして担当上忍が来るのを今か今かと待っていると……。
ガラッ ポプ ドサッ ガン
突如起こる音の発信源は教室の扉。見事全ての罠に引っかかった上忍は粉で真っ白である。っていうか、まさかここまで全て引っかかるとは思ってなかった。最初の黒板消しも引っかかってるし。
「ギャハハ‼引っかかった!引っかかった!!やったぜ!彩音!」
「すみません、先生。私は止めたんですけどナルト君と彩音ちゃんが……」
「大成功‼真っ白け‼」
「……」
「…うん、お前らの第一印象は大嫌いだ‼」
「安心してください。私達も約束の時間を二時間以上遅刻人なんて大嫌いですから‼」
堂々と言い放つと、サクラには表面上すぼめられる。だが、瞳が完全に『よく言った‼』と語っている。サクラ意外とこういうの好きそうだもんね。
第一、遅刻する方が悪いのだ。いたずら作戦立案に15分、作成に15分。そして待つこと30分。合計遅刻は三時間。キレてもいいと思う。
「はぁ……。とにかく教室を片付けるぞ。俺は着替えてくるから、片付け終わったら屋上に集合」
そういうとドロンと消えてしまった。あの人、片付け逃げやがったな……。
「ちょっと!これを掃除しなきゃいけない訳⁉二人とも‼なんとかしなさいよ‼」
かなり大量のチョーク粉を使った為、入り口一帯が悲惨なことになっている。…ちょっとやり過ぎたか……?
流石にやだとは言えないので、ナルトと共にしぶしぶ片付け始める。二人ともチョーク粉で白くなりながらも、見かねたサクラの助けもあり教室を綺麗にし終えて屋上へ向かった。