第33話 第一試験開始!
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「音隠れのお前ら!好き勝手やってんじゃねーぞコラ!試験官の許可なく対戦や争いはありえない。許可出したとしても相手を死に至らしめる行為は許されん!オレ様に逆らうブタ共は即失格だ!…分かったな」
「…なんか甘っちょろいな、この試験」
この試験官を前に甘っちょろいって……。他里はこんな血の気の多い奴らばかりなの……?
おそらく聞こえているであろうが、大人達はニヤニヤした笑みを絶やさない。まるで『お前らの方が甘っちょろい』と言っているようだ。
「フッ……これから中忍選抜第一試験を開始する。志願書を前に提出し、この座席番号の札を受け取れ。全員指定通りの席についたのち、筆記試験の用紙を配る」
「…………ん?」
「?どうしたの、ナルト」
説明がなされ、ナルトは首をひねる。そして、みるみるうちに固まり……
「ペ……」
「ぺ?」
「ペーパーテストォォォォ⁉」
耳がキーンとなるような叫びに思わず耳を塞ぐ。この心底驚きました、予想外ですって顔は……。
「……ナルト、まさかと思うけど……あの勉強会から復習は……?」
「え…や…アハハ……」
……はあ……。目を泳がし頭をかくナルト。これ、確実にやってませんね。
「モタモタすんな!さっさと札を受け取って座れ‼」