第21話 修行最終日
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「ナルトの奴、どこ行ってんだ……」
「まーた帰って来なかった……。一人で無茶しちゃって……」
「もう朝ご飯だっていうのに。…サスケ君も散歩行くって言ったきりいくなっちゃうし」
七日目の朝、やはりナルトは帰って来なかった。サスケもいなくなり、流石にみんなで探しに来た。みんなで愚痴を言いあっていると、急にクナイが空から降ってきて足元に刺さる。見上げると見えたものは、高い木の枝に倒れ込み笑っているナルトの姿……。
「ナルトがあんな高さまで登れるようになった訳……?」
サクラは信じられないというように見上げ、驚いている。
「どうだ!どうだ!オレってば、こんなところまで登れるようになったってばよ!」
「っ…!ナルト!おめでとう!」
ナルトの成長が自分のことのように嬉しい!そんな喜びのなか、立ち上がろうとしたナルトの体がぐらつく。重心が後ろに傾いた。
「あ!馬鹿‼」
「マズイ‼この高さから落ちたら……‼」
咄嗟に落下地点の真下に移動し、出来る限りナルトを受け止めようと準備するが……。
「なーんちゃってェーー‼」
ナルトは始めのカカシ先生のように逆さで枝に立ち、こちらを大笑いで見る。
「ひっかかった!ひっかかった!」
…あんにゃろう……心臓に悪いいたずらしやがって……!仕掛けるのは好きだが仕掛けられるのはムカつく!
…なんて思っていると、今度はその足が枝から離れてしまった。マジ焦りのナルト。これは本当にヤバイ‼
「っこの、馬鹿‼」
「ぎゃあああああ……あ!」
間一髪、サスケがナルトの足を掴んで事なきを得る。
「っはぁ……。この短時間でかなり寿命縮まった……」
「ホントにねェ……」
「キャーー!流石サスケ君‼痺れるゥ〜〜‼」
降りてきたナルトにはとりあえずゲンコツをかましておいた。