プロローグ
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村に帰るとみんなまだ寝ていた
もう朝日が上っているのにみんなはお寝坊さんですね
家に入り、かかさまとととさまを揺すっても全く起きない
かかさま、お腹すきました
ととさま、彩音、頑張ってお勤め果たしました
変ですね、いつもなら妹の菜々がキャーキャー喚いてうるさいくらいなのに
どうして起きないのですか
どうして寝たままなんですか
どうしてお部屋が、村が真っ赤なんですか
どうして…みんなとても冷たいんですか
ふと気づくと誰かが入ってきた
お客様でしょうか
ごめんなさい、今かかさまもととさまもみんなお寝坊さんなんです
どうしたんですか、震えてますよ
寒いなら火をつけますね
『ごめんね、間にあわなくて』
そう言って抱きしめてくれた人の腕の中はとても暖かくて、安心した
なんだか彩音も眠くなりました
『いいよ、おやすみ』
優しい声につられ、瞼が閉じていく
最後に見た綺麗な銀色と赤く輝く瞳が、わたしを夢へと導いた