過去に一度だけエリカに聞いたことがあった

「君は… エリカは、僕のことどう思っているんだい」
エリカは一瞬驚いた顔をしたけれどまたすぐいつものように悲しそうに笑うだけだった

僕は君にとって一体何なんだろう
本当に君のことを支えれているのだろうか
君の隣にいたい
一緒に生きたい
そう思っているのは僕だけなのかい
君はなぜいつもそんなに悲しそうなんだ
ねえ笑ってよエリカ
君のためなら僕は周りがどうなったって
僕自身がどうなったって構わないんだ
そんなに悲しそうな顔をしないで
いつも笑っていてよ
僕は君が幸せになればそれでいいんだ
君の抱えてる苦しみがどんなに辛くても真っ暗でも途方もなくても僕は君を支えたい
君の辛さを悲しみを絶望を僕にも支えさせて

「何で君はいつもそうやって僕を守るんだい…」

僕にも君を守らせてよ

今更言ってももう遅い
君はもうこの世にはいないのだから