現十二番隊の元鬼殺隊は
マユリが技術開発局へ戻った時、そこは酷い有様だった。
白く清潔感のあると自負していた技術開発局の壁も床も、瓦礫と赤い飛沫によって汚らしく彩られ、見るも無残な有様だった。
倒れ伏している鵯州と八百屋がいる。ぴくり、と僅かに身体が震えていることから、未だ生きてはいるらしい。とはいえ、放置すれば死んでしまうだろう。何より不愉快だったのが、その血の海の上に立つ男だった。
半々羽織に点々と付着した赤と、茫洋とした瞳で静かにそこに立っていたのは、友人、冨岡勇慈だった。
どこか虚ろな瞳が、ゆるりとマユリを捉える。
「————マユリ」
その様に、マユリの頭脳は勇慈に何かしらの異常……洗脳の可能性を即座に叩き出した。それ以外で、勇慈が瀞霊廷に牙をむく可能性を想定できなかったともいう。
「……退け、マユリ。俺はお前と戦う気はない」
「馬鹿が……!洗脳されているのか…!」
ぎり、と歯噛みしながら怒りを露わにすると、勇慈の後ろから奇妙な滅却師が顔を出す。
「ヤメテっ!そんな悲しい友情同士の戦いなんて、ミーは見たくないだなんて思ってないんだからぁ♡ミーの為に争わないデッ!♡」
「貴様か…!下郎が!!」
疋殺地蔵を抜き放ち、ペペに迫り刀を振り下ろそうとするマユリ。その間に身を投げ、刀を受け止める勇慈。
「どけ!勇慈!!」
「どかない。ペペを、守る。マユリ、お前こそ退け」
きぃん!と刀を押し戻されたたらを踏むマユリ。勇慈が仕掛ける。水の呼吸と痣によって強化された戦闘力はマユリの純粋な戦闘力を遥かに上回る。劣勢に立たされながら、それこそ薬品などを使う余裕も与えられないままギリギリ見える程度に速度を落としてくれているらしい剣閃(見える程度、というのが完全に退かせる為であり、手加減の象徴に感じマユリは内心苛立っていた)を捌きながら、苛立ちを込めてマユリが叫ぶ。
「目を覚ませ馬鹿者!まんまとひっかかりおって!!」
「無駄だよ~~~ん……そいつはミーへの愛に溢れている。キミの言葉なんて、今は路傍の石ほどの価値しかないモ~ン……」
上段から振り下ろされた彼岸花を、横に構えた疋殺地蔵を両手で持ち受け止めるマユリ。ぎりぎりと押し込まれ、膝をつく。勇慈は凪いだ瞳のまま、それに応える事はない。ふ、と力を緩めた勇慈にマユリがバランスを崩す。そこへ、回し蹴りが胴に入ってマユリが肺の中の空気を全部吐き出した。かは、と息を吐きながらゴムまりのように跳ねて転がる身体。それまで控えていたネムが、声を上げた。
「マユリ様!!」
「よ、せ……ネム、お前で勝てる訳が、ないだろう……」
ごほごほ、と咳をしながら地を這うマユリが、飛び出そうとするネムを静止する。ネムはマユリの指示を受け、うろうろと視線をさ迷わせて大人しく静止した。その瞳は心配に揺れている。一丁前に、創造主の心配をするか……いや、これは自分だけじゃなく、勇慈も心配しての事だろうネ…などと一人内心で思いながら。
四肢に力を込めて、僅かに身体を持ちあげる。肋骨が折られた感覚がしていた。幸い、肺には刺さっていないが普段直接戦闘を行う事の少ないマユリは、その慣れない痛みに顔を歪める。疋殺地蔵を支えに立ち上がると、ヒュウヒュウと荒い息を零す。眼前の勇慈は彼岸花をまっすぐ突きつけ、虚ろな瞳で見つめている。その後ろにペペが浮かんで、にやにやと笑みを浮かべている。その全てが腹立たしかった。
「(……卍解をすれば、勇慈に投与して耐性を付けさせている毒以外を作って勇慈を封じることはできる……だが卍解すれば、私の金色疋殺地蔵も奪われてしまう。……これはまずいネ)」
卍解の選択肢は失われた。卍解によって状況が好転する見込みはない。となれば、やはり最も不得手な直接戦闘で勇慈を下すという一つしか、道はない。問題は、どうやって薬品を投与するかという話である。
勇慈がふらり、と歩法を変える。
「——水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫・乱」
ぱしゃりと、足元に波紋が広がる。勇慈が駆け出す、その駆けた後に波紋が広がる。水の呼吸が誇る高速歩法に疋殺地蔵を構えたマユリは、眼前に迫る勇慈に向かって刃を振った。しかしそれは残像。まるで水の分身を斬り裂いたかのようにばしゃりと姿を消した勇慈に目を見開き、前後左右あらゆる場所から勇慈の走った後に広がる波紋と水しぶきに翻弄される。
「ぐあっ!」
姿を現した勇慈が、死角であった左後ろから剣を振るう。とっさに気配を察知し身をひねって躱し、腕を斬り落とされずには済んだが代わりに腕の筋をやられた。筋が断ち切られ、腕がぶらりと力なく垂れさがる。腕を抑えるマユリに次は、正面から現れた勇慈。迎え撃つマユリの刀を受け流し、掻い潜って潜り込むと右足の健を断ち切った。がくりと膝をつくマユリ。ふわりと後ろに降り立った勇慈に気付き、前転して距離をとろうとするより早く、隊首羽織へと腕が早く延びた。捕まれ、そのまま痣の膂力で力任せに投げ飛ばされるマユリ。技術開発局の、瓦礫と化した壁に叩きつけられ、ごほりと血を吐いた。痛みに呻き、眉間に皺を寄せて苦しむマユリが目を僅かに開ける。その時、ざしゅ、と音がした。は、と目を見開くと、筋を斬られた左肩に、勇慈が雫波紋突きを突き立てて壁に縫い留めている姿が見えた。痛みに呻くマユリ。ネムは、もう黙って待つことなどできなかった。
「マユリ様!!」
ネムの悲鳴が響き渡る。そして、勇慈に迫る。拳を振り上げ、勇慈を渾身の力で殴り飛ばそうとするのを、勇慈は変わらない瞳で見つめる。彼岸花から手を離し、白打で迎え撃つ。ネムの拳を躱し、蹴りを受け止め。そのまま肢を掴むとネムの勢いに遠心力を乗せてすくい投げをする。地面に叩きつけられた衝撃で石畳が割れ、ネムが地面に僅かにうずもれる。
「がはっ…!」
そのまま抑え込み、右肩を無理やり外した。ごきん、と音を立てて間接が外れる音にネムは悲鳴を上げる。普段の勇慈なら、そんな事を絶対ネムにするはずがない暴力に、縫い留められたままのマユリは怒りのまま二人を呼びながら、彼岸花を抜こうともがいていた。
ネムを地に伏せ、ゆるりとマユリに視線を向けた勇慈。そして、マユリが苦心していた彼岸花をあっさり壁から引き抜くと、その容赦のない動作にマユリが「うっ」と呻き、ずるずると壁に赤い筋を付けながら、腰を落とす。
「……マユリ、頼む。動かないでくれ。一太刀で終わらせるから」
「……っ…」
かちり、と血に濡れた彼岸花を真横に構える。観念したようにマユリが目を閉じるのに安堵した勇慈。マユリが死を受け入れてくれた。嗚呼、これで、安らかに殺せる。ゆるりと口が弧を描いた。
「……ありがとう。水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨」
それは慈悲の剣。斬られたものが苦しみなく逝けるようにと送り出す、優しい雨。ゆるりと振りかぶった刀を真横一文字に、振り抜く。相手を想って斬る、葬送の刀。マユリが死を受け入れたからこそ、友人を送るにふさわしいと選んだ型を、勇慈は放った。
マユリの首に剣が届く。その時だった。
「————!?」
マユリが目を見開き、干天の慈雨に自ら身体を投げ出したのだ。狙いは外れ、マユリの首に吸い込まれるはずだった刀はマユリが立ち上がったことで胴へとめり込む。ごほり、と血を吐きながら残った右腕と身体を使って勇慈を抑え込むマユリ。干天の慈雨は相手が死を受け入れた時にしか使えない型だった。そして、首以外を斬った場合は当然、斬られた時の痛みが走る。マユリの左わき腹には今彼岸花が食いこんでいる。その激痛は計り知れないはずだった。動揺した勇慈は刀を手放さないまま、マユリの体重を支えるように左手を回す。
「お前、何故そんな…!」
「ごほ……、ッハ……全てはこのため、だヨ」
荒い息を零しながら、マユリが勇慈に腕を回す。そして、ぷすりという小さな音が響いた。勇慈の首元に、小さな注射器が刺さっている。ニヤリと笑いながら、マユリは口を開いた。
「この私に……っはぁ…相打ち、なんて、泥臭いやり方選ばせるのは……お前くらい、だヨ。馬鹿者」
悪態。呆然とする勇慈。その瞬間脳裏に激痛が走る。それは、神経遮断剤。以前の藍染や月島といった、斬魄刀や完現術による催眠を主とする相手に対抗すべく、マユリが試作を試みていた対象の自我を強制的に再起動させる薬であった。薬剤によって神経信号の異常を逆転させ、外部からの精神支配を数分遮断する薬。ペペとやらの植え付けた洗脳は、「愛」だのなんだのとほざいていたが、つまりはそれはただのオキシトシンの働き。愛情を司るホルモンや性欲を司るホルモンなど、全て脳の信号によるものだ。ならば、根こそぎ断ち切ればいい。味覚はともかく、視覚聴覚触覚嗅覚。全てに訴えかければいい。目を覚ませ、と。
がくり、と震えた勇慈がマユリを突き飛ばした。堪える余裕もなく、背中を再び壁に預けてもたれかかるマユリ。その瞳の先で、勇慈が顔を真っ青にして震えていた。洗脳が解けたのだ。だがマユリの誤算は——ペペの洗脳は、洗脳された間の記憶も残るものだという事を、考慮に入れ忘れていた事である。
「あ、あぁあ……」
「勇慈…?」
はぁ、と息を零しながら勇慈を見つめるマユリ。勇慈の瞳は動揺と絶望に濡れていた。八百屋を斬り、鵯州を突き、局員たちを血に塗れさせ、そして————そして、眼前で隊首羽織を血で染め上げている、マユリを、友人を傷つけた記憶が一気に押し寄せ、勇慈は膝をついて叫び声を上げた。
「う、あぁああああ!!」
刀を握る手が震え、衝動的に勇慈は自身の首に刃を添えた。本能が悟っていた。これは一時的なものであると。薬が切れれば再び、今度こそ、マユリを殺してしまうと。刃を首に添えた勇慈にマユリが血を吐きながらも声を張り上げる。
「勇慈。何を…っ、待て!!」
だが、勇慈の動きは止まらなかった。洗脳から解放された精神は、自らが犯した罪に耐えきれず、そしてこれ以上の災禍を撒き散らさない最善手を取る。
ザシュッ————勇慈の頸動脈から血が噴き出し、身体が前のめりに倒れる。
「————勇慈!!」
マユリは咄嗟に、這うようにして勇慈に近づき、彼の側に寄る。血だまりに濡れた手を震わせながら、勇慈の首の傷口を押さえるが、血は止まらない。勇慈の意識は急速に遠のき、微かに息を吐くだけだった。
「え~……ミーの愛よりそいつへの愛をとるだなんて、ミーを受け入れないだなんて許せない~~~」
「貴様っ…!」
マユリがペペを睨み上げる。この場でコイツを殺す。そう殺意を漲らせ、疋殺地蔵に手を伸ばす。そのぺぺに、影が纏わりついた。
「!?」
「アレ?あらぁ…
ずずと影がペペをどんどんと取り込んでいく。逃がすか!とマユリが薬剤の入った注射器を投擲するが、それはペペの影をすり抜けていった。ニヤニヤと笑みを浮かべたまま、ペペは消えていく。死に瀕した二人を残して。
ペペの消えた空間を睨め付けていたマユリ。ビクリ、と触れていた勇慈の身体が痙攣する。バッと意識を勇慈に向けると、呼吸が一層浅くなっていた。血は流れ続け、青白い顔は生気も霊圧も薄れつつある。マユリは友人の首を抑えながら、しかしすぐに勇慈へと鋭く叫んだ。
「馬鹿が…!死ぬなどこの私が許すわけがない…!」
ペペへの憎悪を一旦脇に置き、マユリは即座に状況を判断する。頸動脈の切断は致命傷のそれだったが、まだ微かに息がある。間に合う可能性がある。疋殺地蔵を放り出し、隊首羽織に仕込んでいた緊急用の医療キットを手に取る。その場で緊急手術を試みるつもりだった。
「ネム!こっちに来い!!補肉剤と、キットを出すんだヨ!!お前が補助しろ!」
「はい…マユリ、様」
肩を外され、地面に転がされたネム。彼女もまた、骨を数本折る重傷だったが、ふらりと立ち上がるとマユリの側に膝をつく。その白磁の肌が血に濡れる事も厭わずに。
左腕の使えないマユリに代わり、医療キットを広げるネム。マユリはまず、補肉剤を投与する前に血管の修復を優先する事にした。止血用の霊圧凝固剤(吹き出た血に乗って流れ出した血小板の代わりに、服薬した患者の霊圧そのもので圧迫して出血を抑える薬だ)を取り出し、ネムに希釈させて準備をする。そしてネムが縫合用の糸と針を準備させ、ネムがマユリへと渡す。
「チッ…こんな、事なら、片腕手術をやっとくべきだったネ…」
自身も肋骨を折られ、脇腹に裂傷を負い、健や筋を斬られた最悪のコンディションでの手術。だが残った右腕で頸動脈の断裂部に針を刺すと、素早い手付きで血管同士を縫い合わせていく。そして凝固剤を打ち一先ずの大出血は納まった。勇慈の死覇装をはだけさせると、耳殻を改造して付属させた補聴器で心音を確認する。弱っていたが、まだかすかに脈打っていた。まだ生きている。
「ネム!補肉剤を打て!」
補肉剤は、勇慈は嫌う薬だった。鬼のような再生を嫌って、どんな傷でも——たとえ、腕が千切れてもマユリに手術を頼むほどには。それを無断で投与し、血液の補充を試みる。針をキットに乱暴に突っ込むと、簡易モニターを呼び出し勇慈のデータをチェックする。血液は微増。やはり補肉剤本来の役割である肉体の再生ではない、血液の再生に使ったせいか、効果はやや薄い。だがそれでも、やらないよりはマシであった。それよりも深刻なのは、霊圧の低さであった。バイタルが異常値を叩き出し、信号が微かに脈打っている。
「心拍…毎分三十、霊圧強度は……七% このままでは、死ぬネ…」
息を吐きながら、次の装置を取り出す。現代風に言えば、AED。尸魂界風に言えば、使用者の霊圧を抽出して対象者に送り込み、心肺蘇生をする医療器具だった。医療の範囲内で霊圧を他人に譲渡し、欠けた霊圧を取り戻させる為の器具。ただしそれは、健常者が行ってこそ安全性が保障されているものだった。戦闘後の疲弊した身体で行えば、相応の苦痛に苛まれる事は間違いない。
それでも、マユリは器具の針を自分の左腕に刺し、反対側を勇慈の左腕に刺した。ダイヤルを回し、抽出霊圧の強度を調整する。装置のスイッチを入れ、霊圧が送り込まれる。マユリの額には汗が滲み、痛む身体から抜け落ちていく霊圧に意識が一瞬遠のくのを堪えて、機械の数値表示を食い入るように見つめた。
「フム……出力が少し、低いネ…もう少し、上げなければ…」
きりきりとダイヤルを回すマユリ。その時、モニターが赤い光を点滅させ警報音をかき鳴らす。マユリとネムがモニターへ顔を上げると、波形が平行線に——…心臓が、止まっていた。マユリは目を大きく見開き、咄嗟に勇慈の胸を強く叩く。
「今止まるんじゃないヨ!起きろ、愚図!!」
叩いた衝撃で、僅かに心臓が脈打つ。
「ネム!心臓マッサージをしろ!霊圧の補充が済まない限り、何度でも止まるヨ!呼吸が止まれば、脳に不可逆的なダメージが入る……もたもたするな、やれ!」
「はい…マユリ様。……勇慈、勇慈、私の声が聞こえますか?息を、してください」
外れた肩を無理やり動かして、ネムは心臓マッサージをする。激痛による脂汗がぽたりぽたりと勇慈の胸に落ちていく。それでも、ネムは必死の呼びかけを続けながら、心臓マッサージを続けていた。
その間も、マユリは装置を弄り続け、霊圧を注入し続ける。危険な状態に変わりはないが、ひとまず最低限の峠だけは超えた。その時、微かに唇がわなないた。
「ま、ゅ……ねむ……」
は、と囁きのように聞こえたそれに、マユリが勇慈の頬を軽く叩く。
「聞こえてるなら返事をしろ!勇慈、貴様。痣以外で死ぬ気かネ!?」
「…………、ごめ…」
かくり、と勇慈の意識が再び落ちる。だが、心拍は四十まで、霊圧強度が二十一%まで回復していた。マユリもそこで、限界がきた。
「っく…」
「ま、マユリ様!」
どっと疲労が押し寄せ、霊圧を抜いた身体が重い。自身も失血が酷く、隊首羽織など特に傷の深い左側は真っ赤であった。どさりと座り込む。尻が血で濡れ、気持ち悪かったが、立つ気力もなければ指を動かすことすら億劫であった。
心臓マッサージを終えたネムがマユリを案じ、肩に手を添える。ちら、とネムを叱る気力もないまま、命じる。
「ネム……担架を、用意させろ。無事な、集中治療室で…治療を進める。私は……そうだネ、少し休むヨ…」
「わかりました……マユリ様、すぐに戻ります」
痛みにふらつきながらもネムはマユリの命じるまま立ち上がり、ふらふらと壁に穴の開いた技術開発局の方へと歩いていく。それを見送って、マユリは天を仰いだ。いつの間にか空は曇天に覆われ、天からは雨が降り注いでいる。さぁさぁと降り注ぐ雨を受け止めながら、浅い息を零した。顔を伝う雨が流れ落ち、二人を濡らしていた。
護廷十三隊コソコソ噂話
鵯州や八百屋は生存しています。斬られた職員たちもまた重傷ですが、ギリギリ生きています。全員を死ぬギリギリまで追い込んで、干天の慈雨で殺すのが操られた勇慈にとっての『愛』でした。痛みもなく、慈悲の剣閃で、安らかに。
それが功を奏して、死者はゼロにとどまりましたが、勇慈はその自責の念とさらに強度の強い洗脳をされた際、抗えないと判断して首を切っています。まるで鬼を斬ってるみたいですね。
