1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
辞令
2019年9月1日付けで餅田灯織をアイドル部門配属とし、26ACT PROJECTの専属マネージャーに任命する。
2019年9月1日付けで餅田灯織をアイドル部門配属とし、26ACT PROJECTの専属マネージャーに任命する。
ミモザプロダクション 代表取締役社長 茂澤貴
P「餅田さん荷物はこれで最後?」
「はい!引越し作業を手伝っていただき、本当にありがとうございます」
P「どういたしまして。急だったからね。1人でこなすのは大変だと思ったんだよ」
「あはは、おっしゃる通りです。プロデューサーに手伝っていただけて、本当に助かりました」
P「あ、そうだ。1Fのカフェテリアで一息つかない?マネージャーである貴女とお話もしたいんだ」
ミモザプロダクションに入社し、経理部員としてそこそこ頑張っていた3年目。突然の人事により、新設のアイドル部門へと異動となった。
しかも異動が発表されたのは一昨日の8月30日で、何もわからぬまま会社の寮であるこのタワーマンションへと引っ越してきた。そこで出迎えてくれた新しい上司は、物腰柔らかな方で安心したものの、新設の部門の長としては頼りになるのか不安が残る。
P「餅田さん、何を飲みますか?」
「あ、ブラックコーヒーでお願いします」
P「渋いですね」
「甘いのあまり得意じゃないんです。·····あ!ありがとうございます。本来であれば私の仕事なのにすみません」
P「良いんですよ、提案したのは私なんですから」
プロデューサーは微かに甘い匂いを漂わせるカップを片手に私の向かいの席へと座った。
P「それでお話したいことなんだけどね、餅田さんはこのプロジェクトについて、どれくらい聞いてる?」
「ここは俳優部門、子役部門からスカウトやオーディションで集め、アイドルとしてデビューさせるのが仕事だとお聞きしました」
P「うん、大まかな部分は聞いているようで安心した。改めて、僕は千堂佑弥。このプロジェクトのプロデューサーを任されることになったよ。一応貴女の上司になります。よろしくね」
「餅田灯織です。よろしくお願いします!」
P「貴女みたいな真面目な子が来てくれて嬉しいよ。これからアイドルたちのサポート頼むよ」
「はい。未熟者ですが精一杯頑張ります!」
P「良いお返事だ。今現在うちに所属しているのは10名だ。その内2名が女の子で、あとは男の子だよ。彼らの履歴書を渡しておくから、目を通しておいてね」
渡されたバインダーの中身をパラパラと捲ると、1人2枚程度に細かく書き込まれていて、今後のサポートに役に立てられそうだ。
P「さて早速だけど、何件かお仕事が来てるんだ。貴女にはそのどれかに同行してほしい。どこに行くかは貴女が決めて良いよ」
「責任重大ですね」
P「最初だし気楽に選んで大丈夫だよ。それでお仕事っていうのがね、デビューシングルのPV撮影、ローカル番組の収録、雑誌撮影の3つだよ」
私が選ぶのは·····
PV撮影
ローカル番組の収録
雑誌撮影
1/1ページ