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時は金ナリっ☆

よくわかんねーけど、北見さんの厚意に甘えてファミレスでガッツリ飯を食う事になりました。なんで初対面の俺にこんな優しいのか謎だけど、まぁ喋ってる間ずっと腹の虫鳴いてたし、金が無い事もゲロったから可哀想に思ってくれたみたいな感じだけど…凄いなリーマン。

好きなだけ頼んでいいとか言うから真昼間からサーロンインステーキとサイドメニュー数皿、デザートにパフェ頼んじゃった。男でも甘い物好きなんです!スイーツ男子ってやつ?
1週間分をここで食い溜める勢いで頼んでやったぜ。
北見さん終始ニコニコしているが大丈夫なのか?たぶん俺1人で3000円くらい食ってるよ?いいのか?
自分はコーヒーだけだし…もしかして慈善事業がお好きな方か?無理して俺に施しを与えてくれているのか?
何それー優し過ぎない?
一通り食いきったらもう良いのって聞かれてテイクアウトで弁当まで頼んでしまった。

腹も満たされて弁当を待つ間、北見さんとまた喋った。
「亮くんはさ、この後また仕事かな?」
「そッスね!ティッシュはけてないし…夜から別の現場あるし…」
「深夜も働くの!?」
「はい…。俺アルバイトなんで収入少ないんスよねー。だから出来るだけ働いてます!」
「そうなんだ…」
そう言ったっきり北見さん黙りでなんか考えこんでた。
店を出ると、ずっと黙りだった北見さんが声を上げた。
「ねぇ、亮くん。亮くんさえ良ければなんだけどさ。この後の時間…僕に買わせてくれないかな?」
「へ?エッ?いや、無理!俺、ウリとかしてねーから!!」
「あぁいやごめん。違う…ことも無いけど、違うんだ。別にエロい事させて欲しいとかじゃなくて…」
「エロい事!?無理!」
「いや、だから、それはしないから!ただ一緒にブラブラ買い物したり話したりしたいなーって。」
「なんで?あんたサラリーマンだろ?会社は?仕事は?」
「今日は午前中で終わりだったから!午後からはまぁ会社行かなくても問題無い感じで…だからね!」
「でも、なんで俺?てか俺この後バイト…」
「その話もするから!あと、買うって言ったよね!お金出すから!1時間1万でどう?22時までには帰すから!ね?いい話でしょ!キャッシュで渡すし!」
コイツ、やっぱりヤバい人じゃん!
でも、エロい事無しで1時間1万って…今14時だから、8万!?ただこの変なリーマンと過ごすだけでキャッシュで8万も貰えるのか…1週間と言わず半月は生きていけんじゃん…でも…えーどうする俺。
めっちゃ北見さんいい笑顔なのがまた恐いよな…。
でも条件は魅力的すぎる…でも条件良すぎて恐いし…サラリーマンってそんな金額ポイポイ出せるほど給料いいのか?嘘じゃね?
全部本当は嘘なんじゃないの?
それだわ!
OKしたら、結局ホテル連れ込まれて、嫌がる俺をあの手この手で組み伏せて、グッショグショのグッチョングッチョンのピンクな世界へ引きずり込むんだ…んで、金は払われず…なんなら動画とか撮られてそれをネタに脅されてウリの道…ソレだ!!
逃げよう!
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