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テイクアウト

その後、慌てる僕をベッドに引き倒した彼方さんはHOTELを出るギリギリまで僕の中に自身の杭を穿ち、溺れるほどに口腔を犯した。
退室する時、足腰が立たず彼方さんに背負われるという醜態の上塗りをした僕をタクシーで自宅まで送り届けてくれた。
衣装のクリーニングや改めてお詫びする事を名目に彼方さんから連絡先の交換をさせられた。

あれ以来、僕はことある事に彼方さんに呼び出されるようになった。セックスをする事もあれば、ただご飯を食べるだけだったり、遊びに行くだけだったり。でも、必ず会ったその日は彼方さんの家に泊まる約束をさせられている。

合コンでいい人を持ち帰るはずが、気がつけば自分がいい人に持ち帰られる事になっていた。

今日も僕は彼方さんと会う。
だからまた、今夜は彼にテイクアウトされるのだ。

END

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