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まだとけぬ雪

あなたと出逢って、早いもので今年で20年の月日が過ぎました。

あなたが旅立って、早いもので13年の時が過ぎようとしています。

私は今年もまたあなたとの思い出が増えそうです。

共に過ごした7年間は私には春の陽だまりのように暖かく幸せな思い出です。

独りで過ごした13年は音もなく降り積もり底冷えする真冬の日々のような時間です。

年に1度、あなたにご挨拶出来る日が待ち遠しくて仕方がありません。

でも、そこに行けばまた心に積もるのです。

哀しみが、寂しさが、切なさが、愛しさが。

私の愛してやまない、柔らかな微笑みが、私を出迎えるのです。

もう二度と触れる事が出来ないあなたの温度を思い出してしまうのです。

とける事を知らぬ雪が、私の心に積もるのです。
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