この天蓋からは抜けられない
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「一人一つずつ、ですよ」
ついさっきまで外で雪遊びをしていたからなのか、僕らが戻ってくるタイミングでピーチがココアを入れてくれていた。
遊びに行っていたのは、僕とトゥーン、ポポ、ナナ、クッパJr.、それからカービィ。
他の皆も誘ってはみたけれど、それぞれ他にやりたいことがあったみたいで、こうして別行動になっている。
「ねえねえ、マシュマロある?」
「あ、ぼくもいれたい!」
「私にもちょうだい!」
「ちょっと待ってくださいね、棚にあったはずです…」
僕がふと、マシュマロがあるのかを聞いてみると、そこから続くようにカービィとナナが欲しいと声を上げた。
…マシュマロをいれると、甘くてまろやかな感じの味になって好きなんだ。
そんな問いにピーチが軽く戸棚を探してくれている中、丁度やりたいことが一段落したらしいリュカとレティが現れて。
…珍しく長ズボンを着て、厚手の長袖とカーディガンを羽織るレティの姿に、ちょっぴり僕の心臓がどくんと跳ねる。
普段多少の厚着はしても、ぱっと見は普段着と何ら変わらないことの方が多いから。
「あ、戻っていらしたんですね」
「うん!ゆきがっせん、たのしかったよ!」
「二人も一緒にやれば良かったのに~」
「俺はいい…」
まるでせがむように話すジュニアへレティがやや困ったような顔をして首を横に振ると、それに追随してリュカが苦笑いをしながら頷く。
「二人は今まで何してたの?」
「一緒に書庫で読書してましたよ」
「今はちょっと、目が疲れてきて…」
「あっ、ありました!」
二人の話を聞いている最中、マシュマロが見つかったらしいピーチの言葉で一気に関心がそちらへ向く。
カービィたちが目を輝かせて待ちわびているのが分かる中、レティが不思議そうな顔をしていることに気がついた。
「…レティ、どうかした?」
「ココアにマシュマロをいれたら、実際美味しいのか…?って」
「飲む?」
「は?」
別に僕、レティが飲んだ後に飲むの抵抗ないし。
そうさらりと言えば、でもお前の方が冷えてるんだから…と、やや困惑を滲ませながら返してくる。
とりあえずマシュマロを一つココアの中へ入れると、軽くかき混ぜてからレティへ手渡した。
レティもやや戸惑いつつも、コップへ口つけるのが見える。
「どう?」
「…美味しい…」
「でしょ?」
控えめに感想を教えてくれたと思えば、直ぐにコップを返してきてくれる。
そのまま飲んでたら、間接キスだ~、とトゥーンにからかわれたけど。
ついさっきまで外で雪遊びをしていたからなのか、僕らが戻ってくるタイミングでピーチがココアを入れてくれていた。
遊びに行っていたのは、僕とトゥーン、ポポ、ナナ、クッパJr.、それからカービィ。
他の皆も誘ってはみたけれど、それぞれ他にやりたいことがあったみたいで、こうして別行動になっている。
「ねえねえ、マシュマロある?」
「あ、ぼくもいれたい!」
「私にもちょうだい!」
「ちょっと待ってくださいね、棚にあったはずです…」
僕がふと、マシュマロがあるのかを聞いてみると、そこから続くようにカービィとナナが欲しいと声を上げた。
…マシュマロをいれると、甘くてまろやかな感じの味になって好きなんだ。
そんな問いにピーチが軽く戸棚を探してくれている中、丁度やりたいことが一段落したらしいリュカとレティが現れて。
…珍しく長ズボンを着て、厚手の長袖とカーディガンを羽織るレティの姿に、ちょっぴり僕の心臓がどくんと跳ねる。
普段多少の厚着はしても、ぱっと見は普段着と何ら変わらないことの方が多いから。
「あ、戻っていらしたんですね」
「うん!ゆきがっせん、たのしかったよ!」
「二人も一緒にやれば良かったのに~」
「俺はいい…」
まるでせがむように話すジュニアへレティがやや困ったような顔をして首を横に振ると、それに追随してリュカが苦笑いをしながら頷く。
「二人は今まで何してたの?」
「一緒に書庫で読書してましたよ」
「今はちょっと、目が疲れてきて…」
「あっ、ありました!」
二人の話を聞いている最中、マシュマロが見つかったらしいピーチの言葉で一気に関心がそちらへ向く。
カービィたちが目を輝かせて待ちわびているのが分かる中、レティが不思議そうな顔をしていることに気がついた。
「…レティ、どうかした?」
「ココアにマシュマロをいれたら、実際美味しいのか…?って」
「飲む?」
「は?」
別に僕、レティが飲んだ後に飲むの抵抗ないし。
そうさらりと言えば、でもお前の方が冷えてるんだから…と、やや困惑を滲ませながら返してくる。
とりあえずマシュマロを一つココアの中へ入れると、軽くかき混ぜてからレティへ手渡した。
レティもやや戸惑いつつも、コップへ口つけるのが見える。
「どう?」
「…美味しい…」
「でしょ?」
控えめに感想を教えてくれたと思えば、直ぐにコップを返してきてくれる。
そのまま飲んでたら、間接キスだ~、とトゥーンにからかわれたけど。