この天蓋からは抜けられない
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ふふふっ、今日は僕ものすっごく浮かれている自信がある。
だって、レティとデートできることになったから!!
とはいえ、よくあるデートスポットに行くわけじゃない。
いつもの街を、回りたいようにゆっくり回ろうというだけ。
でも、恋人と出掛けるってなると、不思議と特別に思えてくるから不思議だ。
「近場だし、人気さえなかったらこういうこともできるね」
「…」
街の中を歩きながら、指を絡める恋人繋ぎへと変える。
レティも照れてはいるけれど、少しずつ手を握り返してきてくれる。
そんな中、僕の足はあるお店の前で止まった。
「…わあ…!」
「どうした?」
「こんなところにアクセサリーショップがあったんだね!」
「言われてみれば…」
ねえねえ、見て行こうよ!
そうねだると、レティは微笑みながら頷いてくれる。
僕は握る手をもう一度つなぎ直すと、いつになく上機嫌になりながら歩き出した。
ショーケースを見ているだけでも、指輪やネックレス、ブローチやピアス…。
いつか、レティにプレゼントできたらなあ、と思うものも中にはある。
小ぢんまりとしたお店の中へ入ると、それがさらに圧倒されそうなほどの数並んでいて。
「いらっしゃいませ…あら、珍しいお客さんだこと」
「こんにちは。その、ちょっと気になって…」
「そうですか。何か気になることがあれば、遠慮なくお尋ねくださいな」
小綺麗なお姉さんがそう声をかけてくれた後、レティの手を引いてお店の中を見て回る。
うーん、レティにプレゼントするにも悪目立ちするのは嫌がられるだろうし…。
けど、イヤリングとかはつけるかというと…そうでもなさそうだもんなあ…。
指輪…は確かに欲しいけど、どうせならペアで買いたい。
なんというか、日常的に着けやすくて…それでいて、僕のものって暗に主張できたら…。
そう悶々と考えていると、ふと一つのネックレスが目に留まって。
綺麗。レティが付けたら似合いそう。
けど…よく見たら十万近い値段もしてる…。今の僕もお金は多少あるけれど、流石にこんな値段の物を買うのは厳しい。
「…せめて、いつかプレゼントできたらなあ」
「何か見つけたのか?」
「え!?あ、うん。ちょっとね?」
不意にレティが訊ねてきたものだから、やや慌てて返事をしてしまう。
…とりあえず、乱闘数増やしたりしてお金を貯めよう。
そんな決意をした、デートの帰りだった。
だって、レティとデートできることになったから!!
とはいえ、よくあるデートスポットに行くわけじゃない。
いつもの街を、回りたいようにゆっくり回ろうというだけ。
でも、恋人と出掛けるってなると、不思議と特別に思えてくるから不思議だ。
「近場だし、人気さえなかったらこういうこともできるね」
「…」
街の中を歩きながら、指を絡める恋人繋ぎへと変える。
レティも照れてはいるけれど、少しずつ手を握り返してきてくれる。
そんな中、僕の足はあるお店の前で止まった。
「…わあ…!」
「どうした?」
「こんなところにアクセサリーショップがあったんだね!」
「言われてみれば…」
ねえねえ、見て行こうよ!
そうねだると、レティは微笑みながら頷いてくれる。
僕は握る手をもう一度つなぎ直すと、いつになく上機嫌になりながら歩き出した。
ショーケースを見ているだけでも、指輪やネックレス、ブローチやピアス…。
いつか、レティにプレゼントできたらなあ、と思うものも中にはある。
小ぢんまりとしたお店の中へ入ると、それがさらに圧倒されそうなほどの数並んでいて。
「いらっしゃいませ…あら、珍しいお客さんだこと」
「こんにちは。その、ちょっと気になって…」
「そうですか。何か気になることがあれば、遠慮なくお尋ねくださいな」
小綺麗なお姉さんがそう声をかけてくれた後、レティの手を引いてお店の中を見て回る。
うーん、レティにプレゼントするにも悪目立ちするのは嫌がられるだろうし…。
けど、イヤリングとかはつけるかというと…そうでもなさそうだもんなあ…。
指輪…は確かに欲しいけど、どうせならペアで買いたい。
なんというか、日常的に着けやすくて…それでいて、僕のものって暗に主張できたら…。
そう悶々と考えていると、ふと一つのネックレスが目に留まって。
綺麗。レティが付けたら似合いそう。
けど…よく見たら十万近い値段もしてる…。今の僕もお金は多少あるけれど、流石にこんな値段の物を買うのは厳しい。
「…せめて、いつかプレゼントできたらなあ」
「何か見つけたのか?」
「え!?あ、うん。ちょっとね?」
不意にレティが訊ねてきたものだから、やや慌てて返事をしてしまう。
…とりあえず、乱闘数増やしたりしてお金を貯めよう。
そんな決意をした、デートの帰りだった。