この天蓋からは抜けられない
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珍しく、子供組の部屋が騒がしい夜。
明日からは春休みだから、羽目を外して起きてるんだ。
…レティも連れて来れたら良かったな〜…なんて。
「起きてるのは勝手だけど、あまり騒ぎすぎるなよー」
「わかってるよ〜」
「どーせなら、リンクとマルスもこっちでおはなししよ!」
「…今日だけだからね」
夜中だから騒ぐにも騒げないし…と、今は雑談している最中で。
もちろん、中には思いっきり騒ぎたい、と練習場へ行った人もいるけれど。
「そういえばネス、こういう時こそレティはいいの?」
「丁度疲れてたみたいで、珍しく8時くらいには寝ちゃってたんだよね…」
いっくんからの問いかけへそう返せば、そっかあ…と同情するような視線を向けられた。
別に同情されるようなことは無いんだけどね、実際のところは。
寧ろ、最近助けたらしいオオタチをギュッと抱きしめて眠る姿が、年相応かやや幼気に見えて可愛らしかった。
一緒にはいられなかったけど、そんな姿が見られたしまあ良いかな…っていうのが本音。
「…あ、ネスの頬が緩んでる」
「また愛しの彼について考えてたな〜?」
そうからかうように話しかけてくるマルスとリンクにまあね、と返せば、ぞっこんですね〜なんてリュカが話しかけてくる。
「えへへ、だって〜…」
「ねえねえ、レティのことどれくらい好きなの〜?」
そんな中、ふと興味を持ったのかナナがそんなことを尋ねてくる。
僕は僕で少し考え込むと、えっとねー、と話し始めた。
「できるだけ長く一緒に居たいくらいには好きだよ」
「え〜、それだけ〜?」
「えー、まだ聞きたい?」
「そりゃあ、こんなこと聞けるなんてまたとない機会だしな」
「もったいぶらずに教えてよ、ネス」
できる限り当たり障りなく、でも好きでたまらない気持ちは全面に出るように…と思ったのだが、どうやらこれでは納得してもらえなかったらしい。
ちょっと重めにはなっちゃうけど…もう少し掘り下げた形で話し出す。
「…それこそ、僕だけを見ていれば良い…って」
「あれ、雰囲気変わった…?」
「彼が離れたい、って言わない限り、僕は手放すつもりなんてほとほと無い…それくらい、僕はレティのことが好きだよ?」
「想像してたよりまあ重いな…」
そう言う子リンクへ、何人かが同意するように頷くのが見える。
だから僕、最初は当たり障りない範囲に留めたのに。
…でも、聞きたいって言ったのは皆だし。
そんな風に開き直ると、なんてこと無い、というように微笑んだ。
明日からは春休みだから、羽目を外して起きてるんだ。
…レティも連れて来れたら良かったな〜…なんて。
「起きてるのは勝手だけど、あまり騒ぎすぎるなよー」
「わかってるよ〜」
「どーせなら、リンクとマルスもこっちでおはなししよ!」
「…今日だけだからね」
夜中だから騒ぐにも騒げないし…と、今は雑談している最中で。
もちろん、中には思いっきり騒ぎたい、と練習場へ行った人もいるけれど。
「そういえばネス、こういう時こそレティはいいの?」
「丁度疲れてたみたいで、珍しく8時くらいには寝ちゃってたんだよね…」
いっくんからの問いかけへそう返せば、そっかあ…と同情するような視線を向けられた。
別に同情されるようなことは無いんだけどね、実際のところは。
寧ろ、最近助けたらしいオオタチをギュッと抱きしめて眠る姿が、年相応かやや幼気に見えて可愛らしかった。
一緒にはいられなかったけど、そんな姿が見られたしまあ良いかな…っていうのが本音。
「…あ、ネスの頬が緩んでる」
「また愛しの彼について考えてたな〜?」
そうからかうように話しかけてくるマルスとリンクにまあね、と返せば、ぞっこんですね〜なんてリュカが話しかけてくる。
「えへへ、だって〜…」
「ねえねえ、レティのことどれくらい好きなの〜?」
そんな中、ふと興味を持ったのかナナがそんなことを尋ねてくる。
僕は僕で少し考え込むと、えっとねー、と話し始めた。
「できるだけ長く一緒に居たいくらいには好きだよ」
「え〜、それだけ〜?」
「えー、まだ聞きたい?」
「そりゃあ、こんなこと聞けるなんてまたとない機会だしな」
「もったいぶらずに教えてよ、ネス」
できる限り当たり障りなく、でも好きでたまらない気持ちは全面に出るように…と思ったのだが、どうやらこれでは納得してもらえなかったらしい。
ちょっと重めにはなっちゃうけど…もう少し掘り下げた形で話し出す。
「…それこそ、僕だけを見ていれば良い…って」
「あれ、雰囲気変わった…?」
「彼が離れたい、って言わない限り、僕は手放すつもりなんてほとほと無い…それくらい、僕はレティのことが好きだよ?」
「想像してたよりまあ重いな…」
そう言う子リンクへ、何人かが同意するように頷くのが見える。
だから僕、最初は当たり障りない範囲に留めたのに。
…でも、聞きたいって言ったのは皆だし。
そんな風に開き直ると、なんてこと無い、というように微笑んだ。