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きっかけという出発点

うーん…
ワドルドゥが聞いたら、どんな反応を示すのだろう。

「おーい、ワドルディ」

とか考えてたらきちゃったんですけどー、どーしよー

「遊ぼ…ってどうしたんだよそのパラソル」
「えっと…その…色々あって…
譲ってもらった。

あのね…」
「?」

僕は一瞬、ためらった。
けど、話さなくては埒があかない。

「その時に、もっと色んなとこに行ったらどうか、って言われたんだ。

でも正直、迷ってて…」

「…いいと思う。
それはワドルディ自身のためにもやるべきだと思う。俺は。

あとは、ワドルディ自身の意思だ」

親友から後押しされて、僕の心構えが決まった。

「ありがとう、ワドルドゥ。僕、旅に出ることにするよ」
「そうか。頑張ってけよ」

ワドルドゥに話してよかった。

僕はこの森を旅立つ。
その決心がついた。

たとえ強くなれなくたって、別の何かを学んで戻ってくる。



絶対に。
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