ダイナブレイド編
ここはキャンディ山の麓。
どうやら今日は、ここで
「カービィによる、カービィの為の、カービィ集会」
ってのがあるらしい。
僕は別に急ぐこともないかなと思ったし、参加してみることにした。
「あ!くさもち!ブルー!
元気そうだね!
ブルーは相変わらずまーた誰かをフルボッコにしたの?」
「るせーな、別に良いじゃねぇか」
久しぶりに会ったのか、黄色いカービィさんと会うなり、ブルーさんたちはお喋りに夢中になっていた。
でもまあ、殆ど内容は耳に入ってこなかったけど。
だって、それよりも…
カラフルな色のカービィさんたちに驚いていたから。
赤、オレンジ、白、茶色…
まだまだたくさん。
その中の、赤い体色をしたカービィさんがこちらに来た。
えっ…僕なんか悪い事した…?
と思ったら。
「よっ、久しぶりだな!」
「あー!そういえば、
垢BANされてからの永久凍結は解除されたのー?垢ー」
「…だからさあ、あかはその垢じゃなくてこっち!この赤なの!
あと別にどっかの垢が垢BANされて永久凍結とかにはなったことねーぞ」
「…少し出禁気味になりかけたけどね…w」
気づけばまたなんか一人増えてた。
今度はグレーっぽいのがいる。
そこでブルーさんがハッとした顔をしたと思うと、こちらを見てこう言ってきた。
「…ってごめん、ずっと忘れてた。
ここにいるのはみんなカービィだ。
まあそれ以外に、きたくて来てる奴らも山ほどいるんだが。」
「あー!君が噂のワドくん?
僕キービィ!よろしく!」
「あ…えっと…わ、ワドくん?」
「出た、キービィのあだ名つける癖。
僕はシャドー。あのピンクの悪魔の影だよ。
…ってじゃあ僕はグレーの悪魔、って事!?」
「まあまあ…そこは分かんないけど…
俺は赤。みんなから赤ービィって呼ばれることが多いな。
まあこいつみたく、例外もいるんだけど。
まあ、よろしく」
なんかわかんないけど…
めっちゃ個性豊かすぎる面子だなぁ。
とか考えてたら、
「僕明治をいじってくるよー」
と言いながらキービィさんが行ってしまった。
「あーあ、また大変なことに…」
確かにその言葉通り、そのあと
「明治ー、やっぱ板チョコ好きなのー?あ、それともあれ?メルティ何ちゃら、っていうやつ?」
「ちげぇって言ってるだろ!
そもそも僕は明治より、森永派だー!」
と言い合いの声が聞こえてきた。
さてまあ、誰と言い合ってるんだか。(チョコレートカラーくんです)
そんな騒がしい輪から少し離れた場所に腰を下ろすと、なんとなく卵に話しかけてみた。
「君はどこから来たの?」
もちろん、答えてくれるなんて思っていない。
けれど、卵はわからないとでも言うかのように、くいっと少し傾いた。
「君は…元いた所に帰りたい?」
卵ははいだかいいえだかどっちとも取れるように揺れると、軽く飛び跳ね僕の元に…
え?ちょっ、今しれっと言ったけど、え?卵が飛び跳ねた?
しかも、僕の所にって待って!
こ、心の準備が…
僕の心配をよそに、卵は割れることなく着地した。
「はあ…よかった。
…ちょっと待てよ。つまり、僕なんかよりも運動神経がいいってことじゃないか!わーお」
卵はまるで僕に頭を擦り付けるようにしてきた。
そんなことをしていたら、背後から急に
「おぉ、だいぶ成長したんですね!
にしてもその卵、だいぶべったりじゃないですかー?
大好きなのかしら」
と、聞き覚えのある声がした。
もしかして…
「!バンダナさん!あの時はどうも…
あれからどういかがお過ごしで?」
「いつもと変わりませんよー。
…あ!挨拶みたいです。
いよいよ始まるんですね!お互い、楽しみましょ!」
そういうと、バンダナさんは向こうへ駆けて行った。
〜中編につづく〜
どうやら今日は、ここで
「カービィによる、カービィの為の、カービィ集会」
ってのがあるらしい。
僕は別に急ぐこともないかなと思ったし、参加してみることにした。
「あ!くさもち!ブルー!
元気そうだね!
ブルーは相変わらずまーた誰かをフルボッコにしたの?」
「るせーな、別に良いじゃねぇか」
久しぶりに会ったのか、黄色いカービィさんと会うなり、ブルーさんたちはお喋りに夢中になっていた。
でもまあ、殆ど内容は耳に入ってこなかったけど。
だって、それよりも…
カラフルな色のカービィさんたちに驚いていたから。
赤、オレンジ、白、茶色…
まだまだたくさん。
その中の、赤い体色をしたカービィさんがこちらに来た。
えっ…僕なんか悪い事した…?
と思ったら。
「よっ、久しぶりだな!」
「あー!そういえば、
垢BANされてからの永久凍結は解除されたのー?垢ー」
「…だからさあ、あかはその垢じゃなくてこっち!この赤なの!
あと別にどっかの垢が垢BANされて永久凍結とかにはなったことねーぞ」
「…少し出禁気味になりかけたけどね…w」
気づけばまたなんか一人増えてた。
今度はグレーっぽいのがいる。
そこでブルーさんがハッとした顔をしたと思うと、こちらを見てこう言ってきた。
「…ってごめん、ずっと忘れてた。
ここにいるのはみんなカービィだ。
まあそれ以外に、きたくて来てる奴らも山ほどいるんだが。」
「あー!君が噂のワドくん?
僕キービィ!よろしく!」
「あ…えっと…わ、ワドくん?」
「出た、キービィのあだ名つける癖。
僕はシャドー。あのピンクの悪魔の影だよ。
…ってじゃあ僕はグレーの悪魔、って事!?」
「まあまあ…そこは分かんないけど…
俺は赤。みんなから赤ービィって呼ばれることが多いな。
まあこいつみたく、例外もいるんだけど。
まあ、よろしく」
なんかわかんないけど…
めっちゃ個性豊かすぎる面子だなぁ。
とか考えてたら、
「僕明治をいじってくるよー」
と言いながらキービィさんが行ってしまった。
「あーあ、また大変なことに…」
確かにその言葉通り、そのあと
「明治ー、やっぱ板チョコ好きなのー?あ、それともあれ?メルティ何ちゃら、っていうやつ?」
「ちげぇって言ってるだろ!
そもそも僕は明治より、森永派だー!」
と言い合いの声が聞こえてきた。
さてまあ、誰と言い合ってるんだか。(チョコレートカラーくんです)
そんな騒がしい輪から少し離れた場所に腰を下ろすと、なんとなく卵に話しかけてみた。
「君はどこから来たの?」
もちろん、答えてくれるなんて思っていない。
けれど、卵はわからないとでも言うかのように、くいっと少し傾いた。
「君は…元いた所に帰りたい?」
卵ははいだかいいえだかどっちとも取れるように揺れると、軽く飛び跳ね僕の元に…
え?ちょっ、今しれっと言ったけど、え?卵が飛び跳ねた?
しかも、僕の所にって待って!
こ、心の準備が…
僕の心配をよそに、卵は割れることなく着地した。
「はあ…よかった。
…ちょっと待てよ。つまり、僕なんかよりも運動神経がいいってことじゃないか!わーお」
卵はまるで僕に頭を擦り付けるようにしてきた。
そんなことをしていたら、背後から急に
「おぉ、だいぶ成長したんですね!
にしてもその卵、だいぶべったりじゃないですかー?
大好きなのかしら」
と、聞き覚えのある声がした。
もしかして…
「!バンダナさん!あの時はどうも…
あれからどういかがお過ごしで?」
「いつもと変わりませんよー。
…あ!挨拶みたいです。
いよいよ始まるんですね!お互い、楽しみましょ!」
そういうと、バンダナさんは向こうへ駆けて行った。
〜中編につづく〜