ワドルディ 旅の回歴
あの試合のあと、スフィ至っての要望により、ローパーのもとへ一緒に連れて行くことになった。
…んだけどさ。
「…え」
「色が違うだけで、そっくり…?」
他人の空似とは思えないほど似てる。
いやほんとに。びっくりしたもん、僕。
ローパーは緑色、スフィは黄色で体の色は違う。
けど体の大きさとかはおんなじ…
目の色も赤や白色ではなくオレンジ色だし…
まさか、兄弟とか?(フラグ)
「あのねあのね、ぼくね、おかーさんから、ふたごのきょーだいがいる、ってきいたことがあるんだ!」
「…え?」
「今、双子の兄弟って…」
「た、確かにあり得る話だが…まさか」
そう困惑する中で、スフィが爆弾をさらに落としだした。
「でも、そのきょーだいはね、どこにいるかわからないんだってー。たまごがゴタゴタしているなかでどっかにいっちゃって、もしかしたらわれてたりするかもしれない、って」
あ、僕だ。多分。
最初に会ったとき、調理して食べようとしたからあながち間違ってはないと思う(詳しくはバブリークラウズを参照)。
てかさ、ゴタゴタしてて卵がどっか行くってどういうことなの…
そのとき、さらに波乱を呼びそうな奴が来たのだった。
「あれぇ?もう会ってたんだー」
木の上から嘲るような声が降ってきて、シャドーさんと二人そちらを振り向くと、案の定もう一人のシャドーさんがいた。
「アナザー!?それはどういう…」
「そのまんまだよ?スフィとその緑いの、そんなすぐに対面するなんてつまんないのー」
シャドーさんからの質問にあたかも面白くないと言いたげな返事が返ってくる。
…正直ぶん殴りたくなったよ☆
と思っていると、真っ黒いオーラのようなものを噴出しながら、シャドーさんが話し出した。
「あのさあ…私情に人を巻き込んで、何がしたいの?ねえ、アナザー」
「何って、そりゃ…」
「いい加減僕が切れつつあるのが分かんないの?君は。あの鈍感天然なカービィですらそろそろ気付き始めると思うんだけどさ?ねえ?
僕に恨みがあるのは勝手だけどさ、何で人様を巻き込むかなぁ?ふざけるのも大概にしてくれない?勝手な恨み辛みに巻き込まれるこっちの身にもなってみろって言うの」
…その場が凍った。
怖いよ、シャドーさん…
いつもの雰囲気がどっか行ってるよ…
その気迫に押されたのか、もう一人のシャドーさんがなんと、ポロポロと泣き出した。
…泣き出した?ん…?
えっ、さらっと言ったけど泣いてる!?
まじかよ、シャドーさんの気迫…半端ない。
「…っ、うるさいな!お前は純粋な悪になれなかった出来損ないのくせに!」
「少なくとも、お前みたいに幼稚な精神を持ってるわけじゃない」
「…わど、こわいよ〜…」
「大丈夫だよ、ローパー。なんかお二人に確執があるらしいからこうなってるみたい」
そんな中、後ろからねえねえ、と声が掛けられた。
「スフィ?どうしたの?」
「ぼく、わどやローパーといっしょにいたいから、こっちがわにいてもいい?」
「そっかー。
…ってええっ?」
なんか、味方にもう一体、スフィアローパーのような子が増えました。
次回、怒涛の爆弾祭り!壊れるゴリラ!
「…になるかもしれないし、ならないかもしれない」
「えーっ!?」
…んだけどさ。
「…え」
「色が違うだけで、そっくり…?」
他人の空似とは思えないほど似てる。
いやほんとに。びっくりしたもん、僕。
ローパーは緑色、スフィは黄色で体の色は違う。
けど体の大きさとかはおんなじ…
目の色も赤や白色ではなくオレンジ色だし…
まさか、兄弟とか?(フラグ)
「あのねあのね、ぼくね、おかーさんから、ふたごのきょーだいがいる、ってきいたことがあるんだ!」
「…え?」
「今、双子の兄弟って…」
「た、確かにあり得る話だが…まさか」
そう困惑する中で、スフィが爆弾をさらに落としだした。
「でも、そのきょーだいはね、どこにいるかわからないんだってー。たまごがゴタゴタしているなかでどっかにいっちゃって、もしかしたらわれてたりするかもしれない、って」
あ、僕だ。多分。
最初に会ったとき、調理して食べようとしたからあながち間違ってはないと思う(詳しくはバブリークラウズを参照)。
てかさ、ゴタゴタしてて卵がどっか行くってどういうことなの…
そのとき、さらに波乱を呼びそうな奴が来たのだった。
「あれぇ?もう会ってたんだー」
木の上から嘲るような声が降ってきて、シャドーさんと二人そちらを振り向くと、案の定もう一人のシャドーさんがいた。
「アナザー!?それはどういう…」
「そのまんまだよ?スフィとその緑いの、そんなすぐに対面するなんてつまんないのー」
シャドーさんからの質問にあたかも面白くないと言いたげな返事が返ってくる。
…正直ぶん殴りたくなったよ☆
と思っていると、真っ黒いオーラのようなものを噴出しながら、シャドーさんが話し出した。
「あのさあ…私情に人を巻き込んで、何がしたいの?ねえ、アナザー」
「何って、そりゃ…」
「いい加減僕が切れつつあるのが分かんないの?君は。あの鈍感天然なカービィですらそろそろ気付き始めると思うんだけどさ?ねえ?
僕に恨みがあるのは勝手だけどさ、何で人様を巻き込むかなぁ?ふざけるのも大概にしてくれない?勝手な恨み辛みに巻き込まれるこっちの身にもなってみろって言うの」
…その場が凍った。
怖いよ、シャドーさん…
いつもの雰囲気がどっか行ってるよ…
その気迫に押されたのか、もう一人のシャドーさんがなんと、ポロポロと泣き出した。
…泣き出した?ん…?
えっ、さらっと言ったけど泣いてる!?
まじかよ、シャドーさんの気迫…半端ない。
「…っ、うるさいな!お前は純粋な悪になれなかった出来損ないのくせに!」
「少なくとも、お前みたいに幼稚な精神を持ってるわけじゃない」
「…わど、こわいよ〜…」
「大丈夫だよ、ローパー。なんかお二人に確執があるらしいからこうなってるみたい」
そんな中、後ろからねえねえ、と声が掛けられた。
「スフィ?どうしたの?」
「ぼく、わどやローパーといっしょにいたいから、こっちがわにいてもいい?」
「そっかー。
…ってええっ?」
なんか、味方にもう一体、スフィアローパーのような子が増えました。
次回、怒涛の爆弾祭り!壊れるゴリラ!
「…になるかもしれないし、ならないかもしれない」
「えーっ!?」
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