ワドルディ 旅の回歴
わくわく。
まず僕は「異界の球鳥」という本を手に取り、読んだ。
…時はまだハルカンドラが栄えていた頃。
ある時、ふっと空に大穴が開いた。
そこから変な姿のものが現れた。
敵意はないようで、この世界で見られるあらゆる物を不思議そうに見ていた。
またある時、別のにたものが姿を現した。
そのものは小柄で、この世界の子供たちと戯れ、帰っていった。
ある時から、その様な姿の者たちがこの近辺に巣くうようになった。
近くで見ることのできる生き物として、この世界では定着していった。
また、その者たちはいつからか「ローパー」と呼ばれるようになっていた。
語源は定かでない。
時はたち、国家同士の交流や技術の発展に伴い、「ローパー」は別世界に生息する"鳥"に近い、いわゆる近縁種であることがわかった。
そして、この者たちがここを訪れた訳も。
調査していくにつれ、「ローパー」は不思議なエネルギーに惹かれ、同時にそれがエネルギー源であることがわかった。
つまり、この世界でよく利用されているエネルギー源、エナジースフィアに惹かれてきたのだろう。
また、そこからさらに細かい分類名が付けられた。
よくエナジースフィアに近づく、小さな球鳥は「スフィアローパー」、
それを大きくしたような球鳥は「ラージローパー」、
そしてこれらを執りまとめる一番大きい球鳥は「グランドローパー」。
この者たちは友好的だ。が、たまにどこからきたのか不思議に思うことがある。
しかし、不明だ。
その自由に時空を行き来する力もどこ由来だろうか。
まだまだ分からないことが多い。…
この本はここで終わっていた。
いろいろわかったけど…結局のところ肝心な部分はわからない、かあ。
次に手に取ったのは、「迷い鳥の家」という本。
…この世界には、様々な世界が存在する。
ここブルブルスターでも、よく雪に閉ざされるとはいえ知られたことだ。
周りにはポップスターやリップルスターなどの友好関係にある星々が存在する。
しかし、これはまた違うようだ。
この星々、どこであっても見られたことのない、まるで鳥のようなもの。
とても人懐っこく、ここにもすぐ慣れたようだ。
この星の古い文献なども調べたが、このような鳥についての記述は殆どなかった。…しかし、興味深いものが見つかった。
異世界に存在しているという、ハルカンドラ。
その世界について、そしてこの鳥について少しだけではあったが書いてあったのだ。
そのハルカンドラでもその鳥は存在しているらしい。
しかし、そこであっても出自は不明、だそうだ。
そこで私はこう考えた。
この世界や、異世界とはまた別の、亜空間とでも呼ぶようなものがあるのでは、と。
そしてそこは誰も立ち入ったことない世界なのではないか。
もしそうだとしたら研究心をくすぐられる、面白いテーマだ。
機会があれば是非、調べてみたい。…
「迷い鳥の家」、か。
なるほど、亜空間…
時空を歪める裂け目。
滅びた二つの星…いや世界?
不思議な力。
何か関連性でもあるのかな。
やけに似てるよね、境遇。
まあ、いいか。多少なりわかったし。
(大まかには
ハルカンドラ(以下ハ) 国が発生
↓
ハ 鳥来訪。
また、様々な世界を渡り歩く人によりそのことが記述される。のちに引用された文献の記述はこの頃。(人については諸説あり)
↓
ハ 栄える。ローパーたちについて、様々なことが解明される。
ブルブルスター(以下ブ) 国発足
↓
ハ 滅亡へ向かっていく。「異界の球鳥」執筆される。
ブ 国家規模などが大きくなってくる。迷い鳥来訪。
↓
ハ 滅亡
ブ 栄える。「迷い鳥の家」執筆される。
↓
ブ 滅亡
こんな感じです。)
まず僕は「異界の球鳥」という本を手に取り、読んだ。
…時はまだハルカンドラが栄えていた頃。
ある時、ふっと空に大穴が開いた。
そこから変な姿のものが現れた。
敵意はないようで、この世界で見られるあらゆる物を不思議そうに見ていた。
またある時、別のにたものが姿を現した。
そのものは小柄で、この世界の子供たちと戯れ、帰っていった。
ある時から、その様な姿の者たちがこの近辺に巣くうようになった。
近くで見ることのできる生き物として、この世界では定着していった。
また、その者たちはいつからか「ローパー」と呼ばれるようになっていた。
語源は定かでない。
時はたち、国家同士の交流や技術の発展に伴い、「ローパー」は別世界に生息する"鳥"に近い、いわゆる近縁種であることがわかった。
そして、この者たちがここを訪れた訳も。
調査していくにつれ、「ローパー」は不思議なエネルギーに惹かれ、同時にそれがエネルギー源であることがわかった。
つまり、この世界でよく利用されているエネルギー源、エナジースフィアに惹かれてきたのだろう。
また、そこからさらに細かい分類名が付けられた。
よくエナジースフィアに近づく、小さな球鳥は「スフィアローパー」、
それを大きくしたような球鳥は「ラージローパー」、
そしてこれらを執りまとめる一番大きい球鳥は「グランドローパー」。
この者たちは友好的だ。が、たまにどこからきたのか不思議に思うことがある。
しかし、不明だ。
その自由に時空を行き来する力もどこ由来だろうか。
まだまだ分からないことが多い。…
この本はここで終わっていた。
いろいろわかったけど…結局のところ肝心な部分はわからない、かあ。
次に手に取ったのは、「迷い鳥の家」という本。
…この世界には、様々な世界が存在する。
ここブルブルスターでも、よく雪に閉ざされるとはいえ知られたことだ。
周りにはポップスターやリップルスターなどの友好関係にある星々が存在する。
しかし、これはまた違うようだ。
この星々、どこであっても見られたことのない、まるで鳥のようなもの。
とても人懐っこく、ここにもすぐ慣れたようだ。
この星の古い文献なども調べたが、このような鳥についての記述は殆どなかった。…しかし、興味深いものが見つかった。
異世界に存在しているという、ハルカンドラ。
その世界について、そしてこの鳥について少しだけではあったが書いてあったのだ。
そのハルカンドラでもその鳥は存在しているらしい。
しかし、そこであっても出自は不明、だそうだ。
そこで私はこう考えた。
この世界や、異世界とはまた別の、亜空間とでも呼ぶようなものがあるのでは、と。
そしてそこは誰も立ち入ったことない世界なのではないか。
もしそうだとしたら研究心をくすぐられる、面白いテーマだ。
機会があれば是非、調べてみたい。…
「迷い鳥の家」、か。
なるほど、亜空間…
時空を歪める裂け目。
滅びた二つの星…いや世界?
不思議な力。
何か関連性でもあるのかな。
やけに似てるよね、境遇。
まあ、いいか。多少なりわかったし。
(大まかには
ハルカンドラ(以下ハ) 国が発生
↓
ハ 鳥来訪。
また、様々な世界を渡り歩く人によりそのことが記述される。のちに引用された文献の記述はこの頃。(人については諸説あり)
↓
ハ 栄える。ローパーたちについて、様々なことが解明される。
ブルブルスター(以下ブ) 国発足
↓
ハ 滅亡へ向かっていく。「異界の球鳥」執筆される。
ブ 国家規模などが大きくなってくる。迷い鳥来訪。
↓
ハ 滅亡
ブ 栄える。「迷い鳥の家」執筆される。
↓
ブ 滅亡
こんな感じです。)