無垢な鳥さんは放浪中。
やっほー!ローパーだよっ!
いまね、あそこでひらひらしてるなにかをつかまえようとしてるの!
「キィッ、キィッ、むー、えい!
…キィーッ!!」
いやあああ!おくちにはいったああ!!
ぺっぺっぺっ。
び、びっくりしたあ。
ってあれ?わどはどこ?
ドゥもいないー。
「わどぉー、ドゥー、どこぉー?」
あれえ?かくれちゃったのかなあ?
じゃあ、ローパーさがすー!
あそこだー!っていない…
じゃあここー…ってまたいない。
あっちはー?やっぱりいなーい。
もしかして…どっかいっちゃった?
じゃあ…ローパーひとりなのー?
「わどぉー…どこいったのぉー…」
さみしいよー…でてきてよー。
「お前の探すワドルディならここにいるぜ」
「?あ、わど!ってなんかちがうきがするけど、あれぇ?」
「う、うっせぇ、今はこんな気分なんだ!いちいち細かいことは気にすんな!」
「ふーん、まいっかー。ってわど、どこいくのー?」
ちぇっ、おしえてくんない。
けちー。
ガサガサっ。
あれー?いまなんかおとがした?
「ここには…いた!ローパー、心配したよー。よかったー、ここにいたんだー」
「何グズグズしてんだ!?置いてくぞ!」
「あれ?わどがふたり?なんで?」
なんでなんでなんでー?
わどはひとりだよー?
なんでふたりもいるのー???
「ワドルディ、どうしたーっておまっ、ローパーに何した!?」
「るせぇ、こいつは俺のもんだ、口を出すな!」
「違う、ローパーは僕と一緒にいたんだ!」
あれぇ?けんかはじめちゃったよー?
どうしてー?どうしてー??
なんでみんなローパーのことよんでるのー?
「騒がしいですねぇ。またなにしてるんですか?貴方って人は」
「うるせー、いちいち割り込むんじゃねぇ!」
だれー?このひと。
ことばこそていねいだけど、なんかこわいよー!?
おーらがすごい、っていうの?これー。
「ねえローパー、僕だよ!
ほら一緒にいて、君を帰してあげるって言った…」
「黙れ、嘘つき!
それは俺だ!俺がした約束だ!」
「もう面倒くさいですねぇ。
いちいち…」
ええ、どっちー?
わかんないよー。
わどはわどでしょー?
ちがうのー?
どういうことー?
「あなたがローパーさんですね?
僕はポピー。よろしくです」
「うん、よろしくー。ねぇねぇポピー、どっちがほんとうのわどなのー?」
「うーん、なんというか、ローパーさんの指すワドルディは一人かもしれませんが、そう呼ばれるような人々はこの中に二人いますね」
「えー?なんでー?なんでー??」
「二人のワドルディがいるからですよ。この二人は別々ですが、名前は同じです。どちらもわど、と呼ばれていてもおかしくはないでしょう?」
「ほんとだー、どっちもわどだー。
えっとじゃあ…ローパーのさがしてるわどはどこ!?」
「その探しているワドルディさんを思い出すんです。少しでも一緒にいたら、なんとなく分かりませんか?」
「ローパーのさがすわど…」
えっと…えっとえっと…
いつもにこにこで、やさしくて、のんびりしてて、ちょっぴりきがよわくて…
「えっと、こっちのわどかなあ」
「そっか…じゃあ仕方ない…か」
今まで閲覧ありがとうござました!
次回より、ワドとローパーのいたずら録を連載します。
お楽しみに!
〜完〜
いまね、あそこでひらひらしてるなにかをつかまえようとしてるの!
「キィッ、キィッ、むー、えい!
…キィーッ!!」
いやあああ!おくちにはいったああ!!
ぺっぺっぺっ。
び、びっくりしたあ。
ってあれ?わどはどこ?
ドゥもいないー。
「わどぉー、ドゥー、どこぉー?」
あれえ?かくれちゃったのかなあ?
じゃあ、ローパーさがすー!
あそこだー!っていない…
じゃあここー…ってまたいない。
あっちはー?やっぱりいなーい。
もしかして…どっかいっちゃった?
じゃあ…ローパーひとりなのー?
「わどぉー…どこいったのぉー…」
さみしいよー…でてきてよー。
「お前の探すワドルディならここにいるぜ」
「?あ、わど!ってなんかちがうきがするけど、あれぇ?」
「う、うっせぇ、今はこんな気分なんだ!いちいち細かいことは気にすんな!」
「ふーん、まいっかー。ってわど、どこいくのー?」
ちぇっ、おしえてくんない。
けちー。
ガサガサっ。
あれー?いまなんかおとがした?
「ここには…いた!ローパー、心配したよー。よかったー、ここにいたんだー」
「何グズグズしてんだ!?置いてくぞ!」
「あれ?わどがふたり?なんで?」
なんでなんでなんでー?
わどはひとりだよー?
なんでふたりもいるのー???
「ワドルディ、どうしたーっておまっ、ローパーに何した!?」
「るせぇ、こいつは俺のもんだ、口を出すな!」
「違う、ローパーは僕と一緒にいたんだ!」
あれぇ?けんかはじめちゃったよー?
どうしてー?どうしてー??
なんでみんなローパーのことよんでるのー?
「騒がしいですねぇ。またなにしてるんですか?貴方って人は」
「うるせー、いちいち割り込むんじゃねぇ!」
だれー?このひと。
ことばこそていねいだけど、なんかこわいよー!?
おーらがすごい、っていうの?これー。
「ねえローパー、僕だよ!
ほら一緒にいて、君を帰してあげるって言った…」
「黙れ、嘘つき!
それは俺だ!俺がした約束だ!」
「もう面倒くさいですねぇ。
いちいち…」
ええ、どっちー?
わかんないよー。
わどはわどでしょー?
ちがうのー?
どういうことー?
「あなたがローパーさんですね?
僕はポピー。よろしくです」
「うん、よろしくー。ねぇねぇポピー、どっちがほんとうのわどなのー?」
「うーん、なんというか、ローパーさんの指すワドルディは一人かもしれませんが、そう呼ばれるような人々はこの中に二人いますね」
「えー?なんでー?なんでー??」
「二人のワドルディがいるからですよ。この二人は別々ですが、名前は同じです。どちらもわど、と呼ばれていてもおかしくはないでしょう?」
「ほんとだー、どっちもわどだー。
えっとじゃあ…ローパーのさがしてるわどはどこ!?」
「その探しているワドルディさんを思い出すんです。少しでも一緒にいたら、なんとなく分かりませんか?」
「ローパーのさがすわど…」
えっと…えっとえっと…
いつもにこにこで、やさしくて、のんびりしてて、ちょっぴりきがよわくて…
「えっと、こっちのわどかなあ」
「そっか…じゃあ仕方ない…か」
今まで閲覧ありがとうござました!
次回より、ワドとローパーのいたずら録を連載します。
お楽しみに!
〜完〜