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ダイナブレイド編

あの集会…と言うかあの集まりが終わってから、少し経った。

僕は今でも卵に話しかけるし、卵も初めと比べものすごく元気に動き回る。
いやおかしな話だけど。
この世界で、某ペンギンみたいなことが起こるとは思わなかったな。

「ほんと、君は何でそんなぴょんぴょこ動けるの?不思議なもんだよね」

…少し疲れてもいたので、近くのひらけたところに腰を下ろした。
目を閉じ、流れる風の音に耳を澄ませる。

穏やかで気持ちいい風だなあ。


「あれー?君はワド君だよねー。
ここにまだ居たんだ―!」

あれ、耳を澄ませすぎてたかな…

…いや違う、キービィさんだ。という事は…

「キービィさん、家こちらなんですか?」
「そーなんだよねぇー。ピンクたちはマシュマロ城を通ってくし。シャドーに至っては鏡だからねー」

ほへー、そーなのかー。
そんなことを話していたら、キービィさんはなにか頼みごとがあるかのように僕をすっごくキラキラした目で見てきた。

え…なんだか悪寒が…風邪かなあ…
いやそれとも、ただゾクッとするだけかなあ…あはは。

「てことでさ、少しの間同行させて!ね、いいでしょ?」

うーん予想通り。

「別にダメではないですけど…」
「やったー♪じゃあいいってことで♪」

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キービィ が ついていくことに なった! 
どうちゅう の サポートを してもらおう!▼
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まあ今までにもあったし…大丈夫でしょ。きっと。
きっと…

「…でねー、ブルーっていつもこうなんだよー。そういえばシャドーって、別の姿を見たことがある気がするんだよねえー。なんか、あの時出てきたローパーみたいな感じのやつ。でさー…」

キービィさんは今まで会った中でも、ずば抜けてお喋りだった。
もう矢継ぎ早に話す、話す、話す。正直びっくりしたもん。

「…なんだよねぇ。シャドーにそのこと聞いても嫌そうな顔されるし。よく分かんないんだー」
「へぇー。一度見てみたいなあ、そのローパー、とやらに似ているというシャドーさん」

あれ、見てみたいもそうだけど、あの鳥はローパーというのか。
初耳~。

にしても、ここはなんか今までに見たボスがいるなあ。
たまたま?一体だけだし。
でもそれにしては多いけど、なんでかなあ。

もしかして…中ボスラッシュとか?

「もうすぐダイナブレイドの巣だねー。
そういえば、これが終わったらどうするの?」
「決まってはないですけど…
またその時その時で、ふらふらしようかなあ、とは」

本当に決まっていない。
行く当てだってあるわけでもないし。

後は…この卵次第か。

「じゃあ僕この辺だからここで別れるねー。
ばいばーい!」

そういってキービィさんは思いっきり前へと走っていった。
僕はあと巣を目指すのみ。

…だもんね?

僕の問いかけに答えるように、卵が頷くようにして動いた。
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