闇の帳の中で、僕らは
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「あれ…?ネスさん、何してるんですか?」
まだ早い時間ではあるけれど、頑張ってどうにか起きて。
リュックの中身をざっと整えている最中にリュカが起きたらしく、目をこすりながらそう訊ねてきた。
「…ちょっとでかけてこよっかなー、って」
「こんな早くから、ですか…?」
「うん。早いほうがいいからさ」
だって、リンクたちに見つかったりしたらたまったもんじゃないし。
今までは本当に動くのもやっとだったけれど、そんなことも無くなってようやく会いに行けそうな時が来たのだから。
こんな絶好の機会、なにがなんでも逃したくない。
「…よし、じゃあ行ってくるね!」
「えっ!?ちょっと、どこ行くんですか!?」
僕が急に出かけようとしたからか、リュカが慌てた様子で止めようとしてくる。
けど、教えたら絶対にだめだって言われるだけだろうし…
少し悩んだ末、とりあえずリュカへにいっと笑いかけながら、内緒!とだけ伝えて、足早に歩き出した。
「…あれ?いない…」
いつも、ことあるごとに会っていた場所。
なのだけど、何故かレティがいない。
僕が知らない間に、一体何があったというのだろう。
分からずにひたすら歩いていくと、木がところどころで林立する場所へと出てきた。
…そういえば、レティもこんな場所が好きだったっけ。
きょろきょろと見渡しながら、そんなことを考え出す。
…とかしていると、目当ての人物の姿がようやく見えた。
「あっ、いた!レティ」
「朝っぱらから何か?」
「えっとね、どうしても会いたくて!」
「…」
…それはどう受け取ればいいのか。
レティから、そんなことを言いたそうな目線を向けられる。
まあ、そりゃあ朝のこんな早い時間に、それも急に訪ねてきた挙句、そんなことを言い出したら普通は困惑するよね。
けれど、どのみちそれが本心なのは紛れもない事実だし。
僕はまたゆっくりと、レティのもとへと歩み寄っていった。
まだ早い時間ではあるけれど、頑張ってどうにか起きて。
リュックの中身をざっと整えている最中にリュカが起きたらしく、目をこすりながらそう訊ねてきた。
「…ちょっとでかけてこよっかなー、って」
「こんな早くから、ですか…?」
「うん。早いほうがいいからさ」
だって、リンクたちに見つかったりしたらたまったもんじゃないし。
今までは本当に動くのもやっとだったけれど、そんなことも無くなってようやく会いに行けそうな時が来たのだから。
こんな絶好の機会、なにがなんでも逃したくない。
「…よし、じゃあ行ってくるね!」
「えっ!?ちょっと、どこ行くんですか!?」
僕が急に出かけようとしたからか、リュカが慌てた様子で止めようとしてくる。
けど、教えたら絶対にだめだって言われるだけだろうし…
少し悩んだ末、とりあえずリュカへにいっと笑いかけながら、内緒!とだけ伝えて、足早に歩き出した。
「…あれ?いない…」
いつも、ことあるごとに会っていた場所。
なのだけど、何故かレティがいない。
僕が知らない間に、一体何があったというのだろう。
分からずにひたすら歩いていくと、木がところどころで林立する場所へと出てきた。
…そういえば、レティもこんな場所が好きだったっけ。
きょろきょろと見渡しながら、そんなことを考え出す。
…とかしていると、目当ての人物の姿がようやく見えた。
「あっ、いた!レティ」
「朝っぱらから何か?」
「えっとね、どうしても会いたくて!」
「…」
…それはどう受け取ればいいのか。
レティから、そんなことを言いたそうな目線を向けられる。
まあ、そりゃあ朝のこんな早い時間に、それも急に訪ねてきた挙句、そんなことを言い出したら普通は困惑するよね。
けれど、どのみちそれが本心なのは紛れもない事実だし。
僕はまたゆっくりと、レティのもとへと歩み寄っていった。