闇の帳の中で、僕らは
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「…しっかし、見つからないなあ…」
記憶をたよりに、レティを探し歩く。
けれど、前に会ったのは…僕も乗っ取られていた時の話だから、もしかしたら違うかもしれない。
『ねえ、皆が来たらどうするの?』
『…』
『僕は場合による気がするけど』
『…もう、あそこには戻らない』
その時の記憶はおぼろげながら、ひとまずこんな話をした記憶だけはある。
まあ今となっては、何故レティはそこまで拒絶したのか分からないけれど。
それも一緒に知りたくて探している節も、勿論少なからずある。
「レティー!ねえ、いるんでしょ?出てきてよー!」
いくら叫ぼうと、やっぱりレティは出てきてはくれない。
今日はもう、無理かもなあ。
けれど…やっぱり、諦めきれなくて。
結局、日没…もへったくれもないけど、それくらいまで探していた。
「…あっ、リュカ!」
「ネスさん!なんだかお久しぶりですね」
みんながいるところへ帰れば、助け出された何人かのうちにリュカの姿が見えた。
喜びからとっさに駆け寄ると、リュカの方も気がついたらしく、満面の笑顔を向けてくれた。
「こうやってまた一緒にいられて、嬉しいなあ」
「本当にそうですね。もうあんなのはこりごりです…」
そういえば、今日は何なされていたんです?
不意に、リュカがそんなことを訊ねてくる。
聞いてみれば、リュカが助けられたのは昼前のことらしく、少なくともそこからずうっと僕の姿が見えなかった事が気になっているようで。
僕は苦笑いをすると、実はね…と話し出した。
「レティを探しに行ってたんだ」
「その様子からするに…いなかったんですね?」
「…うん」
「レティさん…僕もまた、会いたいなあ…」
記憶をたよりに、レティを探し歩く。
けれど、前に会ったのは…僕も乗っ取られていた時の話だから、もしかしたら違うかもしれない。
『ねえ、皆が来たらどうするの?』
『…』
『僕は場合による気がするけど』
『…もう、あそこには戻らない』
その時の記憶はおぼろげながら、ひとまずこんな話をした記憶だけはある。
まあ今となっては、何故レティはそこまで拒絶したのか分からないけれど。
それも一緒に知りたくて探している節も、勿論少なからずある。
「レティー!ねえ、いるんでしょ?出てきてよー!」
いくら叫ぼうと、やっぱりレティは出てきてはくれない。
今日はもう、無理かもなあ。
けれど…やっぱり、諦めきれなくて。
結局、日没…もへったくれもないけど、それくらいまで探していた。
「…あっ、リュカ!」
「ネスさん!なんだかお久しぶりですね」
みんながいるところへ帰れば、助け出された何人かのうちにリュカの姿が見えた。
喜びからとっさに駆け寄ると、リュカの方も気がついたらしく、満面の笑顔を向けてくれた。
「こうやってまた一緒にいられて、嬉しいなあ」
「本当にそうですね。もうあんなのはこりごりです…」
そういえば、今日は何なされていたんです?
不意に、リュカがそんなことを訊ねてくる。
聞いてみれば、リュカが助けられたのは昼前のことらしく、少なくともそこからずうっと僕の姿が見えなかった事が気になっているようで。
僕は苦笑いをすると、実はね…と話し出した。
「レティを探しに行ってたんだ」
「その様子からするに…いなかったんですね?」
「…うん」
「レティさん…僕もまた、会いたいなあ…」