闇の帳の中で、僕らは
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その日の夜のことだった。
「えっと…」
「…ネス…あれほど言ったよな?レティのもとにはしばらく行くな、って」
そう険しい顔つきでマリオが僕を叱ってくる。
今は朝から行方をくらましてレティに会いに行ったことがばれ、マリオからあきれ半分の説教を受けているところで。
だって、会いたかったんだもん…
少しずつまた、あの時みたいに話してくれるようにもなってきて…一緒にお話しするのが楽しみだったんだもん…
そんな説教の最中、なんとリンクがまあまあ、とマリオを諫めはじめた。
「リンク…でもなあ」
「ネスがそのことを守らなかったのは悪いけど…ネスだったらきっと、レティのもとに行っても大丈夫だと思う」
「えっ?どうして…」
僕をかばってくれるの、という言葉よりも先に、リンクが続きを話し出した。
「朝から姿が見えないから、まさかと思って探しに行ってたんだよ。そしたら偶然、レティと話してるところが見えたからさ」
「話す…?」
「うん、いつも…他愛のないことをおしゃべりしてるよ」
そう言うと、マリオはふうん…と考えるような仕草をとる。
かと思えば、気になることがあったのか僕に訊ねてきた。
「なら、どうして今まであんなに怪我を…」
「近寄り過ぎちゃったんだ」
「近寄りすぎた?」
「レティ、今は前以上に人と関わるのを嫌ってて。僕もあんまり近くまで寄ったりはできないんだ。
攻撃されてたのは僕が単に近寄りすぎて、それ以上は無理矢理近づけさせないように、ってだけのことだから、気にしないで」
そうきちんと説明すれば一応分かったのか、マリオはそうか…とこぼしてからは特に何も聞いては来ない。
というか、レティだってむやみやたらと攻撃して追い払っているわけじゃないのだけど。
僕の場合は最初の時点で既に警告の段階を踏んでいるから、言葉通りのことが返ってきているわけで。
…最初に宣言しちゃったからね、また来る、って…
何も言わずに帰っていれば、こうはならなかったのかもしれないけどさ。
だけど、今となってはそれでよかったのだとも思う。
だからこそ、少しずつでもレティが心を開いてくれているのは紛れもない事実なのだから。
「えっと…」
「…ネス…あれほど言ったよな?レティのもとにはしばらく行くな、って」
そう険しい顔つきでマリオが僕を叱ってくる。
今は朝から行方をくらましてレティに会いに行ったことがばれ、マリオからあきれ半分の説教を受けているところで。
だって、会いたかったんだもん…
少しずつまた、あの時みたいに話してくれるようにもなってきて…一緒にお話しするのが楽しみだったんだもん…
そんな説教の最中、なんとリンクがまあまあ、とマリオを諫めはじめた。
「リンク…でもなあ」
「ネスがそのことを守らなかったのは悪いけど…ネスだったらきっと、レティのもとに行っても大丈夫だと思う」
「えっ?どうして…」
僕をかばってくれるの、という言葉よりも先に、リンクが続きを話し出した。
「朝から姿が見えないから、まさかと思って探しに行ってたんだよ。そしたら偶然、レティと話してるところが見えたからさ」
「話す…?」
「うん、いつも…他愛のないことをおしゃべりしてるよ」
そう言うと、マリオはふうん…と考えるような仕草をとる。
かと思えば、気になることがあったのか僕に訊ねてきた。
「なら、どうして今まであんなに怪我を…」
「近寄り過ぎちゃったんだ」
「近寄りすぎた?」
「レティ、今は前以上に人と関わるのを嫌ってて。僕もあんまり近くまで寄ったりはできないんだ。
攻撃されてたのは僕が単に近寄りすぎて、それ以上は無理矢理近づけさせないように、ってだけのことだから、気にしないで」
そうきちんと説明すれば一応分かったのか、マリオはそうか…とこぼしてからは特に何も聞いては来ない。
というか、レティだってむやみやたらと攻撃して追い払っているわけじゃないのだけど。
僕の場合は最初の時点で既に警告の段階を踏んでいるから、言葉通りのことが返ってきているわけで。
…最初に宣言しちゃったからね、また来る、って…
何も言わずに帰っていれば、こうはならなかったのかもしれないけどさ。
だけど、今となってはそれでよかったのだとも思う。
だからこそ、少しずつでもレティが心を開いてくれているのは紛れもない事実なのだから。