お前と出会ったのは、もうだいぶ前だったな。

お前は偶然ここを通りかかり、住民の頼みを引き受け、オレを倒しに来た。
あの時のお前は、今よりも無情で、少しばかり冷酷だった。

夢の泉でも、お前の強さを垣間見れた気がする。
オレを倒してスターロッドを完成させ、戻そうとしているのを必死に止めようとしたけど、お前には敵わなかったな。

戻した挙句、その元凶を倒してしまったのだから。

あれから、お前と共にさまざまな世界を回った。
時に味方で、時に敵で。

ほんとに、いろいろあった。

カービィ。お前がどう考えてるかは、お前自身しかわからない。
が、オレはお前が大切な友達だ。
もちろん、一番に大切な。いわば親友だ。

まぁ、オレがそう思っているだけかもしれねぇけどな。

オレがお前に勝負を挑んでも、お前にはかてねぇ。

悔しい半面、楽しくもある。
まぁ、そんなことだから、オレが勝負をぶっかけても、嫌に思わないでくれよ。

―――デデデ