君と出会ったのは、もう何年も前の春。

僕はふらり、気ままに訪れた。

そこでは、君が国中の食べ物をすべて奪い尽くすという、暴挙の限りを尽くしていたっけ。
僕は、君の手下であるボスを皆退け、君のもとへ向かったよね。

僕はあの時、きっと今以上に無情だったかもしれない。

でも、あれから君は改心してた。
夢の泉の一件。あれは、君がナイトメアの復活を阻止しようとしてたのに、僕は…

あれから君と幾多の場所で旅を共にしたり、
時には敵となったり。

沢山あったけど。

デデデの気持ちは僕にはわからないけれど。
僕は君のことを、一番の友達だって思ってる。
もっと言えば、大事な親友だって思ってる。

僕が君にケーキをねだっても、
君はきっとくれない。

けど、ほんとは優しいってこと、知ってるよ。
僕は君とつるむのが楽しいんだ。

だから、少しばかりしつこくても、ちょっと我慢してね。

―――カービィ