【BL/GL】友達以上。
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「ねえ、レティ」
「ん?」
レティが振り向いたところを狙って、ぎゅっと抱きつく。
レティは一瞬びっくりしたような様子になった後、何かあったのか、と訊ねてきた。
「ううん、別にないよ」
「ならいいけど…」
「えへへー、レティ大好きー」
そう言って更にすり寄れば、呆れたような目線を僕へよこしながらも、レティが優しく背中を撫でてくれる。
…こんなことをしているといつも、お兄ちゃんと弟みたいだね、なんて言われる。
甘えん坊な弟と、しっかりしたお兄ちゃん…に見えるんだって。
けれど、僕としてはどうせならなあ…と思ってしまうところもあったり。
「ね、レティ」
「ん…?」
「レティはさ、僕のこと好き?」
そう不意打ちのように訊ねてみると、レティは少し考える間をあけたあとにああ、と返してきた。
…なんで間があいたのか気になるけど、聞いたところで教えてくれないだろうし、今はいいか。
「わあい!嬉しいなあ」
「…そもそもそれ以上の気持ちがあるから、今こうなってんだろ」
「それもそうだね。ここのだーれも知らないけど」
そんなやり取りの後、今度はレティが僕を強く抱きしめてきた。
実は、僕たちはこう見えても付き合っている。
つるむところだけを見れば兄弟にしか見えないのも勿論分かっている。
けど…僕とふたりきりのときだけはこうやって遠回しに甘えてくる辺り、本当に可愛くて手放したくないなあ、っていっつも思う。
「レティ、ずっと側にいてね」
「…ああ、お前の望む限りずっといる」
「君が嫌なら強要するつもりないけど…」
「全く、嫌なんて一言も言ってないだろ…」
そう言って、レティは僕の頭をポンポン、としながら優しく撫でてくれた。
心なしか、顔が綻んでいるような気もする。
「だーい好き、レティ」
「俺も…」
そんな短いやり取りのあと、僕らは長く唇を重ね合わせた。
「ん?」
レティが振り向いたところを狙って、ぎゅっと抱きつく。
レティは一瞬びっくりしたような様子になった後、何かあったのか、と訊ねてきた。
「ううん、別にないよ」
「ならいいけど…」
「えへへー、レティ大好きー」
そう言って更にすり寄れば、呆れたような目線を僕へよこしながらも、レティが優しく背中を撫でてくれる。
…こんなことをしているといつも、お兄ちゃんと弟みたいだね、なんて言われる。
甘えん坊な弟と、しっかりしたお兄ちゃん…に見えるんだって。
けれど、僕としてはどうせならなあ…と思ってしまうところもあったり。
「ね、レティ」
「ん…?」
「レティはさ、僕のこと好き?」
そう不意打ちのように訊ねてみると、レティは少し考える間をあけたあとにああ、と返してきた。
…なんで間があいたのか気になるけど、聞いたところで教えてくれないだろうし、今はいいか。
「わあい!嬉しいなあ」
「…そもそもそれ以上の気持ちがあるから、今こうなってんだろ」
「それもそうだね。ここのだーれも知らないけど」
そんなやり取りの後、今度はレティが僕を強く抱きしめてきた。
実は、僕たちはこう見えても付き合っている。
つるむところだけを見れば兄弟にしか見えないのも勿論分かっている。
けど…僕とふたりきりのときだけはこうやって遠回しに甘えてくる辺り、本当に可愛くて手放したくないなあ、っていっつも思う。
「レティ、ずっと側にいてね」
「…ああ、お前の望む限りずっといる」
「君が嫌なら強要するつもりないけど…」
「全く、嫌なんて一言も言ってないだろ…」
そう言って、レティは僕の頭をポンポン、としながら優しく撫でてくれた。
心なしか、顔が綻んでいるような気もする。
「だーい好き、レティ」
「俺も…」
そんな短いやり取りのあと、僕らは長く唇を重ね合わせた。
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