紆曲あったけど、結局は。
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弓の練習ができないために、その時間はふらふらと歩き回る程度しかできない。
「あ、タクミ」
「…姉さん」
なぜだろうか、また最近タクミとの間に距離を感じる。
…あたしが何かしてしまったのだろうか。
「そういえば、元気ないわね」
「別に。なんでもない」
「それならいいのだけど…」
これすらも素っ気なく返された。
少し寂しくも感じる。
そのままタクミは、何も言わずに練習場の方まで行ってしまった。
うーん、もう少し話してみたかったんだけどなあ。
見回りをするという半ば建前を使い、再び歩き始める。
「…タクミが好き、なーんて言ったら、どんな反応をされるのかしら?」
ふっと笑いを漏らす。
実は、タクミのことが好きだ。しかも、異性としてみた際に。
しかし、そうであっても相手は血の繋がる兄弟だ。どうあがこうと許されるものではないことは、世間に疎かったあたしでもわかっている。
だから、叶わなくとも側で話したりするだけでも満足だった。
どうか、こんな醜いあたしを許して。
心の中で誰ともなく謝りながら、今度は部屋の方へ歩き出した。
「あ、タクミ」
「…姉さん」
なぜだろうか、また最近タクミとの間に距離を感じる。
…あたしが何かしてしまったのだろうか。
「そういえば、元気ないわね」
「別に。なんでもない」
「それならいいのだけど…」
これすらも素っ気なく返された。
少し寂しくも感じる。
そのままタクミは、何も言わずに練習場の方まで行ってしまった。
うーん、もう少し話してみたかったんだけどなあ。
見回りをするという半ば建前を使い、再び歩き始める。
「…タクミが好き、なーんて言ったら、どんな反応をされるのかしら?」
ふっと笑いを漏らす。
実は、タクミのことが好きだ。しかも、異性としてみた際に。
しかし、そうであっても相手は血の繋がる兄弟だ。どうあがこうと許されるものではないことは、世間に疎かったあたしでもわかっている。
だから、叶わなくとも側で話したりするだけでも満足だった。
どうか、こんな醜いあたしを許して。
心の中で誰ともなく謝りながら、今度は部屋の方へ歩き出した。