紆曲あったけど、結局は。
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「タクミとカムイが、結婚?」
「よかったわね、カムイ」
兄弟、それからその臣下のみんなが祝いの言葉をかけてくる。
「タクミ様!カムイ様とお幸せにな!」
「いい家庭を、築いてくださいね!」
「ヒナタ、オボロ…ありがとう」
ああ、カムイの方はなんだか大変そうだな…特に一人。
「カムイ様、おめでとうございます。もし、何かあればお呼びください。
暗器を構えて、飛んでいきますから」
「ジョーカー…物騒なことはやめてちょうだい」
「冗談ですよ。どうか、お幸せに」
あの人は冗談でもカムイのためなら有言実行しそうだな。
…妻の臣下ながら、恐ろしい。
「お二人とも、お似合いですよ」
「よおーし、私もお二人に尽くせるよう、さらに頑張ります!」
「スズカゼ、フェリシア。ありがとう、その言葉だけで嬉しいわ」
カムイはそう言って、空の方をちらりと見やった。
きっと、話で聞いた老齢の臣下ギュンターと、最近離別したフェリシアの双子の姉で、同時に臣下であったフローラを思い浮かべているのだろう。
カムイにとっては家族同然の存在だったのだ、きっとこうして伝えたかったのかもしれない。
「…カムイ」
どこかへ行ってしまいそうでなんだか怖くなり、ぎゅっと手を握りしめる。
カムイも気づいたのか、握り返してくれた。
少し、心細さはあるけど。
カムイと…姉さんと一緒なら、大丈夫な気がする。
…来年の春には、ちゃんと本物の桜を見に行こうか。絵じゃなくて。
「よかったわね、カムイ」
兄弟、それからその臣下のみんなが祝いの言葉をかけてくる。
「タクミ様!カムイ様とお幸せにな!」
「いい家庭を、築いてくださいね!」
「ヒナタ、オボロ…ありがとう」
ああ、カムイの方はなんだか大変そうだな…特に一人。
「カムイ様、おめでとうございます。もし、何かあればお呼びください。
暗器を構えて、飛んでいきますから」
「ジョーカー…物騒なことはやめてちょうだい」
「冗談ですよ。どうか、お幸せに」
あの人は冗談でもカムイのためなら有言実行しそうだな。
…妻の臣下ながら、恐ろしい。
「お二人とも、お似合いですよ」
「よおーし、私もお二人に尽くせるよう、さらに頑張ります!」
「スズカゼ、フェリシア。ありがとう、その言葉だけで嬉しいわ」
カムイはそう言って、空の方をちらりと見やった。
きっと、話で聞いた老齢の臣下ギュンターと、最近離別したフェリシアの双子の姉で、同時に臣下であったフローラを思い浮かべているのだろう。
カムイにとっては家族同然の存在だったのだ、きっとこうして伝えたかったのかもしれない。
「…カムイ」
どこかへ行ってしまいそうでなんだか怖くなり、ぎゅっと手を握りしめる。
カムイも気づいたのか、握り返してくれた。
少し、心細さはあるけど。
カムイと…姉さんと一緒なら、大丈夫な気がする。
…来年の春には、ちゃんと本物の桜を見に行こうか。絵じゃなくて。
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