忘 れ な い で …
「…!」
特に言葉を発さず、フライがロイよりも後ろを警戒するような目つきで見つめだす。
…見つかった。それより、さっきのはまさかエアが…?
考えがまとまるような時間もないままに、フライの脳内には様々な考えがよぎる。
もしエアが本当にマスターハンドを倒しているとしたら…かなりまずい状況にあるはずだ。
「…まだいたのね…」
「エア、まさかさっきマスハンを倒したんじゃ…」
「倒したわ。だから…ここが無くなるのも時間の問題」
攻撃を仕掛けようとされたところで話しかけると、とりあえずだろうが一旦攻撃の手を止めた。
…さっきまでと比べればいくらか理知的に戻ったとはいえ、ここが危ないことには変わらない。
何ならフライたちからすれば、一番嫌な予感があたってしまった。
そんな様子のエアに腹を立てているのか、メタナイトがエアへ剣先を向ける。
「貴様…自分のしでかしていることが分かっているのか!?」
「貴方たちには永遠に分かりっこないわよ。私の心なんて」
冷たくあしらうエアへ流石にしびれを切らしたのか、メタナイトが斬りかかろうと動き出す。
それを見たデデデが止めようと動こうとした…が、遅かった。
あっさりと、人形の状態にされてしまったのだ。
「…こうナッタラ仕方ナイネ。フライ、フレアとマスターの元にイッテ。ココは死んデモボクが足止めシテイルカラ」
既に覚悟を決めた表情。
レフィールが自ら危険な役を買って出たのである。
そんなレフィールに、やはり他の皆から制止が入る。
「駄目です!一人に負わせるなんて…そんな真似できません!」
「そうだよ。無理なんかせずとも…」
「…デモ、誰かはマスターの元へ行かナキャ話にナラナイデショ。大丈夫、ボクなら平気ダカラ」
「お前、それを死亡フラグって…」
「…ナンデモ良いケド…」
コノ状況、一番ソレが向いてイルノはボクデショ?
そう冷静に、かつ淡々と話すレフィールへ皆も覚悟を決めたのか、フライとフレアはごめん、と言い残し、花とロイ先導でマスターハンドの元へと駆け出した。
それを阻止すべく追いかけようとしたエアを、レフィールが引っ掻き注意を自分へと逸らす。
「…また貴方なの…?」
「別に、ボクは何だってイイヨ。デモ、誰かを巻き込むノはモウさせナイヨ」
「そう…消えてもらうからいいわ」
「ボクが消えヨウと、トモダチには危害を加えサセナイカラ」
「何を…!」
振り上げられた腕と槍。しかし、降ろされる気配はない。
腕が赤い何かで拘束され、後ろから引っ張られているためだ。
「…それは、僕たちだって同じです」
「リュカ…!」
「もう、一人じゃありませんよ。皆がいますから」
そんな言葉の通り、リュカの後ろにはさっきの皆が駆け寄ってきていた。
特に言葉を発さず、フライがロイよりも後ろを警戒するような目つきで見つめだす。
…見つかった。それより、さっきのはまさかエアが…?
考えがまとまるような時間もないままに、フライの脳内には様々な考えがよぎる。
もしエアが本当にマスターハンドを倒しているとしたら…かなりまずい状況にあるはずだ。
「…まだいたのね…」
「エア、まさかさっきマスハンを倒したんじゃ…」
「倒したわ。だから…ここが無くなるのも時間の問題」
攻撃を仕掛けようとされたところで話しかけると、とりあえずだろうが一旦攻撃の手を止めた。
…さっきまでと比べればいくらか理知的に戻ったとはいえ、ここが危ないことには変わらない。
何ならフライたちからすれば、一番嫌な予感があたってしまった。
そんな様子のエアに腹を立てているのか、メタナイトがエアへ剣先を向ける。
「貴様…自分のしでかしていることが分かっているのか!?」
「貴方たちには永遠に分かりっこないわよ。私の心なんて」
冷たくあしらうエアへ流石にしびれを切らしたのか、メタナイトが斬りかかろうと動き出す。
それを見たデデデが止めようと動こうとした…が、遅かった。
あっさりと、人形の状態にされてしまったのだ。
「…こうナッタラ仕方ナイネ。フライ、フレアとマスターの元にイッテ。ココは死んデモボクが足止めシテイルカラ」
既に覚悟を決めた表情。
レフィールが自ら危険な役を買って出たのである。
そんなレフィールに、やはり他の皆から制止が入る。
「駄目です!一人に負わせるなんて…そんな真似できません!」
「そうだよ。無理なんかせずとも…」
「…デモ、誰かはマスターの元へ行かナキャ話にナラナイデショ。大丈夫、ボクなら平気ダカラ」
「お前、それを死亡フラグって…」
「…ナンデモ良いケド…」
コノ状況、一番ソレが向いてイルノはボクデショ?
そう冷静に、かつ淡々と話すレフィールへ皆も覚悟を決めたのか、フライとフレアはごめん、と言い残し、花とロイ先導でマスターハンドの元へと駆け出した。
それを阻止すべく追いかけようとしたエアを、レフィールが引っ掻き注意を自分へと逸らす。
「…また貴方なの…?」
「別に、ボクは何だってイイヨ。デモ、誰かを巻き込むノはモウさせナイヨ」
「そう…消えてもらうからいいわ」
「ボクが消えヨウと、トモダチには危害を加えサセナイカラ」
「何を…!」
振り上げられた腕と槍。しかし、降ろされる気配はない。
腕が赤い何かで拘束され、後ろから引っ張られているためだ。
「…それは、僕たちだって同じです」
「リュカ…!」
「もう、一人じゃありませんよ。皆がいますから」
そんな言葉の通り、リュカの後ろにはさっきの皆が駆け寄ってきていた。