凍てつく氷に焼き尽くす炎
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「ほらほら、あなたたち。いつまで寝てるの?」
そんな呼び声が聞こえてようやく目を覚ませば、呆れているのかよくわからない様子のミクソリディアさんが立っていて。
まあだろうとは思ったけれど、針は抜かれていた。
「案外、呆気なかったわね」
「え、ええと…」
「リュカ、あなたの心ではなく、あのかめんのおとこの心が、闇のドラゴンに写された。
仕方ないわね。それはそれで運命」
…ただ、不思議なの、と、ミクソリディアさんが考えるような素振りを取り出す。
どうしたのかと思っていると、ぽつりと話し始めた。
「あのかめんのおとこの心の気配が、大地から感じられない」
「心の気配…」
そんな暗めな雰囲気になったと思うと、ミクソリディアさんはそれより、と無理矢理気味に話を切り上げてしまった。
「もう私は消えてしまうから、後はハチに任せて。
海岸に待たせてあるから、背中に乗ってタツマイリまで帰るといいわ」
「あ、えと…ありがとうございます」
「それから…私のひげそりと口紅、あなたにあげるわ。私だと思って、大切にするのよ」
もう何度目か分からないけれど、そう言ってミクソリディアさんから形見を受け取る。
今度もまた、これでさよならなのか…と思っていると、何やら大事な事を思い出したらしく、もう一つものを手渡された。
「ピクルス?」
「そう、これをイオニアちゃんに渡してほしいのよ」
「はあ…」
「タツマイリには、確か…「地図好き 地図持ちの マップソン」とか言う男がいたはずよね?
イオニアちゃんのおうちの場所も、その人なら分かると思うわ。
急いで行って!これを持って、イオニアちゃんのところへ!」
「分かりました、会ったら渡しておきますね」
そう言って頷くと、安心したのかは分からないけれどミクソリディアさんは消えて行ってしまう。
タツマイリに戻る道中は、特に何事もなくすんで。
というか、酸素補給マシンが会話しているというのがすごく新鮮というか…不思議な景色だなあと思ってしまった。
そんな呼び声が聞こえてようやく目を覚ませば、呆れているのかよくわからない様子のミクソリディアさんが立っていて。
まあだろうとは思ったけれど、針は抜かれていた。
「案外、呆気なかったわね」
「え、ええと…」
「リュカ、あなたの心ではなく、あのかめんのおとこの心が、闇のドラゴンに写された。
仕方ないわね。それはそれで運命」
…ただ、不思議なの、と、ミクソリディアさんが考えるような素振りを取り出す。
どうしたのかと思っていると、ぽつりと話し始めた。
「あのかめんのおとこの心の気配が、大地から感じられない」
「心の気配…」
そんな暗めな雰囲気になったと思うと、ミクソリディアさんはそれより、と無理矢理気味に話を切り上げてしまった。
「もう私は消えてしまうから、後はハチに任せて。
海岸に待たせてあるから、背中に乗ってタツマイリまで帰るといいわ」
「あ、えと…ありがとうございます」
「それから…私のひげそりと口紅、あなたにあげるわ。私だと思って、大切にするのよ」
もう何度目か分からないけれど、そう言ってミクソリディアさんから形見を受け取る。
今度もまた、これでさよならなのか…と思っていると、何やら大事な事を思い出したらしく、もう一つものを手渡された。
「ピクルス?」
「そう、これをイオニアちゃんに渡してほしいのよ」
「はあ…」
「タツマイリには、確か…「地図好き 地図持ちの マップソン」とか言う男がいたはずよね?
イオニアちゃんのおうちの場所も、その人なら分かると思うわ。
急いで行って!これを持って、イオニアちゃんのところへ!」
「分かりました、会ったら渡しておきますね」
そう言って頷くと、安心したのかは分からないけれどミクソリディアさんは消えて行ってしまう。
タツマイリに戻る道中は、特に何事もなくすんで。
というか、酸素補給マシンが会話しているというのがすごく新鮮というか…不思議な景色だなあと思ってしまった。
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