凍てつく氷に焼き尽くす炎
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戻ってみると、案の定というかリディアさんは消えかけていて。
「あっ、リディアさん…」
「リュカ。あなた以外の誰かが、針を抜いたのね」
「はい…」
「闇のドラゴンに、その人間の心が移された…。
この先の針は、必ずあなたが…」
そう言った後、リディアさんは僕へ消えていく自分の形見だと言って、ちょっとしたものを貰った。
それからもう一度名前を呼ばれたと思うと、まるで諭すように話しかけられた。
「今が「そのとき」だったの。あなたはそれを信じて進んで。
私はここでさようなら。後の事は心配しないで。
この山の頂上にある白い箱に乗って、ここを出なさい。
ブタマスクちゃんにも、どうしたいのか聞いてみてあげて」
そうさっと話すと、もう限度が来てしまったのか次のマジプシーによろしくとだけ残して消えてしまう。
頼まれたと言う事もあるし、ひとまず程度にブタマスクにも話を聞きに部屋へ戻ると、どうやらこっそり聞いていたらしくここに残ってウサギの面倒を見る、と答えてくれた。
「そうですか」
「それで貸し借りはなしだ。良いだろう」
「…ええ。それに、これでリディアさんの心配していた事が解決した事にもなりますし」
消えてしまったけれど、リディアさんも浮かばれると思いますと言うと、そうか、と短い返事が返ってきた。
「ま、とりあえずさっさと行けよ。
じゃないと、また針を抜かれちまうぜ」
「そつ、そうだ!そろそろ、教えて貰ったのに乗って出て行かないと」
ブタマスクの人から見送られながら、そうせわしなく出て行くと、三人で雪山の頂上にあるという白い鉄のハコを目指して歩く。
見つけて乗り込めば、なんと墓場へたどり着いた。
…正直、着地した時の衝撃がすごかった。
「あっ、リディアさん…」
「リュカ。あなた以外の誰かが、針を抜いたのね」
「はい…」
「闇のドラゴンに、その人間の心が移された…。
この先の針は、必ずあなたが…」
そう言った後、リディアさんは僕へ消えていく自分の形見だと言って、ちょっとしたものを貰った。
それからもう一度名前を呼ばれたと思うと、まるで諭すように話しかけられた。
「今が「そのとき」だったの。あなたはそれを信じて進んで。
私はここでさようなら。後の事は心配しないで。
この山の頂上にある白い箱に乗って、ここを出なさい。
ブタマスクちゃんにも、どうしたいのか聞いてみてあげて」
そうさっと話すと、もう限度が来てしまったのか次のマジプシーによろしくとだけ残して消えてしまう。
頼まれたと言う事もあるし、ひとまず程度にブタマスクにも話を聞きに部屋へ戻ると、どうやらこっそり聞いていたらしくここに残ってウサギの面倒を見る、と答えてくれた。
「そうですか」
「それで貸し借りはなしだ。良いだろう」
「…ええ。それに、これでリディアさんの心配していた事が解決した事にもなりますし」
消えてしまったけれど、リディアさんも浮かばれると思いますと言うと、そうか、と短い返事が返ってきた。
「ま、とりあえずさっさと行けよ。
じゃないと、また針を抜かれちまうぜ」
「そつ、そうだ!そろそろ、教えて貰ったのに乗って出て行かないと」
ブタマスクの人から見送られながら、そうせわしなく出て行くと、三人で雪山の頂上にあるという白い鉄のハコを目指して歩く。
見つけて乗り込めば、なんと墓場へたどり着いた。
…正直、着地した時の衝撃がすごかった。