第二十五訓 人は試練を乗り越え強くなる【真選組女中編⑤】
主人公
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落ち着け…落ち着くんだ私!
これはデートだけどあくまで任務であって本当のデートでは決してない!!
わかってるんだけど…
「オイ、何固まってんでィ」
『ひゃあッ!』
いきなり顔を覗き込んできた沖田隊長に驚き、思わず変な声が出てしまった
『ちょ…急に近づかないで下さいよ』
慌てて距離を取る私を沖田隊長は不審な目で見つめる
おかしい…
さっきから心臓バクバクいってるし…何か変に緊張する。
沖田隊長と2人の時なんて今までも何度もあったのに…どうして今は普通に出来ないんだろう。
「今いる場所から1番近ェとこって言えば…お化け屋敷だな」
園内マップを見ながらそう呟く沖田隊長を横目に私は何とか平常心を保とうと大きく深呼吸をした
そういえば前にもこんなことがあった気がする…。
でもあの時は沖田隊長を…
大切な人を護りたいと思う気持ちが強くあったからで…。
『…。』
じゃあこの気持ちは…?
「お前お化けとか平気なクチだろィ、行くか?」
『えっ?あ…はい』
地図から視線をこちらに移した沖田隊長に慌てて返事をした
いや…きっと慣れない任務だし、久々過ぎて緊張してるだけだ!
いつも通りにやれば全然大丈夫、何も問題ない!!
それに杏子ちゃんが言ってたようにここまで来たらもう後戻りは出来ないんだ。
だったら今は余計な事は考えず、ホシを捕まえることだけに集中しよう!
- 任務完了次第でお前を1番隊に戻してやる -
そう、意地でも成功して絶対に隊士に戻ってみせるんだから!!
拳を握り締め決意の炎を燃やしていると突然前を歩いていた沖田隊長が足を止めた為、私は彼の背中に顔面を強打した
『ぐふッ…ちょ、一体どうしたんですか沖田隊長』
「…スゲー列」
ぶつけた鼻を押さえながら沖田隊長の視線の先に目を向けると、そこは彼の言葉通り物凄い人の行列が出来ていた
『わぁ、凄い人気ですね…』
「こりゃ2時間くれェはかかるんじゃねーかィ」
『ぇえっ、そんなに!?』
お化け屋敷って言うくらいだからお化けが出て来るんだろうけど、こんなに並ぶ程面白いものなのかな…。
「まぁ、遊園地は並ぶモンだし多少待つのは仕方ねェな…」
『…そ、そうですね』
沖田隊長の言葉に頷き、2人してそのお化け屋敷の列に並んだ
いや、ちょっと待って。
『…あれ?』
これはデートだけどあくまで任務であって本当のデートでは決してない!!
わかってるんだけど…
「オイ、何固まってんでィ」
『ひゃあッ!』
いきなり顔を覗き込んできた沖田隊長に驚き、思わず変な声が出てしまった
『ちょ…急に近づかないで下さいよ』
慌てて距離を取る私を沖田隊長は不審な目で見つめる
おかしい…
さっきから心臓バクバクいってるし…何か変に緊張する。
沖田隊長と2人の時なんて今までも何度もあったのに…どうして今は普通に出来ないんだろう。
「今いる場所から1番近ェとこって言えば…お化け屋敷だな」
園内マップを見ながらそう呟く沖田隊長を横目に私は何とか平常心を保とうと大きく深呼吸をした
そういえば前にもこんなことがあった気がする…。
でもあの時は沖田隊長を…
大切な人を護りたいと思う気持ちが強くあったからで…。
『…。』
じゃあこの気持ちは…?
「お前お化けとか平気なクチだろィ、行くか?」
『えっ?あ…はい』
地図から視線をこちらに移した沖田隊長に慌てて返事をした
いや…きっと慣れない任務だし、久々過ぎて緊張してるだけだ!
いつも通りにやれば全然大丈夫、何も問題ない!!
それに杏子ちゃんが言ってたようにここまで来たらもう後戻りは出来ないんだ。
だったら今は余計な事は考えず、ホシを捕まえることだけに集中しよう!
- 任務完了次第でお前を1番隊に戻してやる -
そう、意地でも成功して絶対に隊士に戻ってみせるんだから!!
拳を握り締め決意の炎を燃やしていると突然前を歩いていた沖田隊長が足を止めた為、私は彼の背中に顔面を強打した
『ぐふッ…ちょ、一体どうしたんですか沖田隊長』
「…スゲー列」
ぶつけた鼻を押さえながら沖田隊長の視線の先に目を向けると、そこは彼の言葉通り物凄い人の行列が出来ていた
『わぁ、凄い人気ですね…』
「こりゃ2時間くれェはかかるんじゃねーかィ」
『ぇえっ、そんなに!?』
お化け屋敷って言うくらいだからお化けが出て来るんだろうけど、こんなに並ぶ程面白いものなのかな…。
「まぁ、遊園地は並ぶモンだし多少待つのは仕方ねェな…」
『…そ、そうですね』
沖田隊長の言葉に頷き、2人してそのお化け屋敷の列に並んだ
いや、ちょっと待って。
『…あれ?』