第二十三訓 仕事とプライベートは切り分けろ【真選組女中編③】
主人公
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な、なんで…
なんでこんな所に将軍様が!?
まさか昼間局長の言っていた上様のお忍びってキャバクラ遊びのことだったの!?
『…。』
いやいやいや、上様はそんな邪なことを考えるお方じゃないから。
普段のお忍びも"下々の生活を知る為だ"って言ってたし、こんな場所とは無縁の真面目なお方だから!
そうだよ、大体いくら将軍でもこんな大層な護衛つけてまで1人でこんな所には…
「なーんだオイ、今日店の娘少ねェな。これじゃあ盛り上がりに欠けちまうんじゃねーの?」
「大丈夫ですよ、松っちゃんさん!今日は臨時で入った可愛い子もいてますから」
いやアンタ(松平片栗虎)もいるんかーい!!
「片栗粉、ここは以前にもそなたと来た覚えがあるのだが」
「そうだ、俺の行きつけの店だからな。だが今日に限ってキャバ嬢が風邪でほとんど休みなんだってよ、ツイてねェな将ちゃん」
相変わらず将軍を好き放題連れ回して何やってんのあの人!!
"こちらへどうぞ"と言って将軍を席に案内するお妙さん
…もしかして目の前のお偉いさんが将軍だってことに気づいてないのかな。
でも…私にとってもこの状況は相当まずい…。
冷汗を掻く私の目線の先には将軍護衛の為店に来た局長、副長、そして沖田隊長の姿があった
「では上様はごゆっくりと楽しんでって下さい。我々は外の警備についてますんで」
言いながら将軍に頭を下げる局長達に松平公が振り返った
「なんだ、オメーらも飲んでけよ」
「いや、俺達は今日将軍の護衛として来てるだけだから飲むのは遠慮しとくぜ」
そう土方さんが言い退けた次の瞬間、バンッと銃声音がして一発の弾が彼の横の壁にめり込んだ
「駄目だ、てめーらも残れ。人数が少ねェと興が醒めちまう」
「アンタ自分が楽しむことしか考えてねーのか!」
「まぁまぁトシ!せっかくとっつぁんがああ言ってくれてるんだ。それに人数の多い方が盛り上がるのは確かだし、将軍様の護衛も兼ねてここは俺達もお妙さんと飲ませて貰おう!」
「オメーはもっと私利私欲だろーが!」
土方さんは溜息をつき、渋々懐から無線を取り出した
あれ、もしかして…もしかしなくともこの流れって…。
「オイ山崎、とっつぁんの命令で俺と近藤さん、総悟が中に残ることになった。…外の警備はこのまま続行してくれ」
«了解です »
ちょ…ま、待ってー?!
なんでこんな所に将軍様が!?
まさか昼間局長の言っていた上様のお忍びってキャバクラ遊びのことだったの!?
『…。』
いやいやいや、上様はそんな邪なことを考えるお方じゃないから。
普段のお忍びも"下々の生活を知る為だ"って言ってたし、こんな場所とは無縁の真面目なお方だから!
そうだよ、大体いくら将軍でもこんな大層な護衛つけてまで1人でこんな所には…
「なーんだオイ、今日店の娘少ねェな。これじゃあ盛り上がりに欠けちまうんじゃねーの?」
「大丈夫ですよ、松っちゃんさん!今日は臨時で入った可愛い子もいてますから」
いやアンタ(松平片栗虎)もいるんかーい!!
「片栗粉、ここは以前にもそなたと来た覚えがあるのだが」
「そうだ、俺の行きつけの店だからな。だが今日に限ってキャバ嬢が風邪でほとんど休みなんだってよ、ツイてねェな将ちゃん」
相変わらず将軍を好き放題連れ回して何やってんのあの人!!
"こちらへどうぞ"と言って将軍を席に案内するお妙さん
…もしかして目の前のお偉いさんが将軍だってことに気づいてないのかな。
でも…私にとってもこの状況は相当まずい…。
冷汗を掻く私の目線の先には将軍護衛の為店に来た局長、副長、そして沖田隊長の姿があった
「では上様はごゆっくりと楽しんでって下さい。我々は外の警備についてますんで」
言いながら将軍に頭を下げる局長達に松平公が振り返った
「なんだ、オメーらも飲んでけよ」
「いや、俺達は今日将軍の護衛として来てるだけだから飲むのは遠慮しとくぜ」
そう土方さんが言い退けた次の瞬間、バンッと銃声音がして一発の弾が彼の横の壁にめり込んだ
「駄目だ、てめーらも残れ。人数が少ねェと興が醒めちまう」
「アンタ自分が楽しむことしか考えてねーのか!」
「まぁまぁトシ!せっかくとっつぁんがああ言ってくれてるんだ。それに人数の多い方が盛り上がるのは確かだし、将軍様の護衛も兼ねてここは俺達もお妙さんと飲ませて貰おう!」
「オメーはもっと私利私欲だろーが!」
土方さんは溜息をつき、渋々懐から無線を取り出した
あれ、もしかして…もしかしなくともこの流れって…。
「オイ山崎、とっつぁんの命令で俺と近藤さん、総悟が中に残ることになった。…外の警備はこのまま続行してくれ」
«了解です »
ちょ…ま、待ってー?!