第二十二訓 災難は1度や2度じゃ終わらない【真選組女中編②】
主人公
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あれ…
私、どうなったんだっけ?
確か土方さんの煙草買いに外に出て…
そしたらいきなり誰かに殴られたような…
あれ?…でもそれから何があったんだっけ。
薄らと瞼を開けると身に覚えのない場所が視界いっぱいに広がった
『ここ…どこ?』
「フッ、目覚めたか」
『!』
突然声のした方へ振り向くとそこには複数の浪人の姿があった
「幕府の犬が市中堂々1人でうろつくとは…我ら攘夷志士も舐められたものだ」
コイツら私を襲った奴らだ…攘夷志士だったのか…。
「まぁ、それも今回ばかしは好都合。普段貴様と共にいる1番隊隊長沖田総悟の姿もないうえ、真選組の主力部隊は将軍護衛の任務に当たっているとか…」
『…。』
「つまり、貴様を助けに来る者など1人もいないということだ。勿論逃げ出すことも不可能。まぁいくら女隊士と言えど1番隊、念の為手足は拘束し用心とさせてもらうがな」
『…。』
「貴様らに殺られ死んでった仲間の恨み…今こそ晴らして貰うぞ!」
『zzz…』
「って聞けぇぇええ!!!」
いつの間にか話の途中で寝てしまっていた私は浪士のツッコミで目を覚ました
『あ、すみません…』
「貴様ッ!この状況でよく眠れるな!敵陣であるぞ!」
『ほんとすみません…ちょっと最近寝不足気味なんですよ、今朝も早かったし…zzz』
「そんなもん知るかァ!つか寝るな!!」
『あ…』
「く…手足を縛られ吊るされているにも関わらず2度寝まで決め込むとは…何という神経の太い女だ」
「オイ、このままだとヤツらの情報を聞き出す作戦が台無しになるぞ」
「あぁ、わかっている。…オイ、起きろ女!」
『ブッ…』
突然顔に水をかけられ、驚いて目を見開いた
「1番隊大石結衣、貴様には今から我らの言う通りに動いてもらう」
『はッ、誰が…ッく』
手足の縄を解こうと身体を揺さぶると突然後頭部に激痛が走った
「その怪我では容易に身体も動かせまい、これ以上酷い目に遭いたくなければ大人しく我らに従え」
『……こんな事されたってアンタ達になんか…従うもんですか!』
「フンッ、女だからと甘く見ると思ったら大間違いだ!」
そう言って目の前の浪士が刀を強く握り締めた次の瞬間、
「オイ、そこで何をしている」
『!』
「!」
大きく見開いた私の両目に映ったその男は…
私、どうなったんだっけ?
確か土方さんの煙草買いに外に出て…
そしたらいきなり誰かに殴られたような…
あれ?…でもそれから何があったんだっけ。
薄らと瞼を開けると身に覚えのない場所が視界いっぱいに広がった
『ここ…どこ?』
「フッ、目覚めたか」
『!』
突然声のした方へ振り向くとそこには複数の浪人の姿があった
「幕府の犬が市中堂々1人でうろつくとは…我ら攘夷志士も舐められたものだ」
コイツら私を襲った奴らだ…攘夷志士だったのか…。
「まぁ、それも今回ばかしは好都合。普段貴様と共にいる1番隊隊長沖田総悟の姿もないうえ、真選組の主力部隊は将軍護衛の任務に当たっているとか…」
『…。』
「つまり、貴様を助けに来る者など1人もいないということだ。勿論逃げ出すことも不可能。まぁいくら女隊士と言えど1番隊、念の為手足は拘束し用心とさせてもらうがな」
『…。』
「貴様らに殺られ死んでった仲間の恨み…今こそ晴らして貰うぞ!」
『zzz…』
「って聞けぇぇええ!!!」
いつの間にか話の途中で寝てしまっていた私は浪士のツッコミで目を覚ました
『あ、すみません…』
「貴様ッ!この状況でよく眠れるな!敵陣であるぞ!」
『ほんとすみません…ちょっと最近寝不足気味なんですよ、今朝も早かったし…zzz』
「そんなもん知るかァ!つか寝るな!!」
『あ…』
「く…手足を縛られ吊るされているにも関わらず2度寝まで決め込むとは…何という神経の太い女だ」
「オイ、このままだとヤツらの情報を聞き出す作戦が台無しになるぞ」
「あぁ、わかっている。…オイ、起きろ女!」
『ブッ…』
突然顔に水をかけられ、驚いて目を見開いた
「1番隊大石結衣、貴様には今から我らの言う通りに動いてもらう」
『はッ、誰が…ッく』
手足の縄を解こうと身体を揺さぶると突然後頭部に激痛が走った
「その怪我では容易に身体も動かせまい、これ以上酷い目に遭いたくなければ大人しく我らに従え」
『……こんな事されたってアンタ達になんか…従うもんですか!』
「フンッ、女だからと甘く見ると思ったら大間違いだ!」
そう言って目の前の浪士が刀を強く握り締めた次の瞬間、
「オイ、そこで何をしている」
『!』
「!」
大きく見開いた私の両目に映ったその男は…