ラブストーリーは突然に
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「君さ、いつまでこの村にいるつもりなの?」
ある日の夜、リーバル様のお家へいつも通りお仕掛け女房して夕食を作っていると、そんな光景に慣れ何も気にすることのなくなった彼からそんな声をかけられた。
うむむ…まだ彼は私に帰って、というか出て行ってほしいのだろうか。
ホントもうそろそろ諦めてくれてもいいと思うんだけど。……って、出会い頭にハグを繰り返したり愛を叫んだり布団というかハンモックに潜り込んだりしていたらいい加減嫌われるのは分かってはいるんだけどね。この衝動は我慢できないよ。だって女の子だもん☆
なんちて。
「べ…別に、君に出て行ってほしいからとかそんな理由で言っているわけじゃないよ」
『……と言いますと?』
「君に行く宛がないんだったらずっとここにいればいいんじゃないの?って言ってるんだよ!」
『えっ…!』
これは大分ポジティブに受け取ってプロポーズ?!
やばいすごく嬉しい!!
恥ずかしさ故に顔が熱くなるのが分かる。
あー、これはかなり恥ずかしい…。
熱い顔を冷やそうと両頬に自身の冷たい手のひらを当てれば、リーバル様も自分の言った言葉の意味に気づいたのか頬を赤く染めた。…いや羽毛で見えないとかそんなマジレスいらないからね、雰囲気だからね。
「か、勘違いしないでくれよ?ここで君を追い出して野垂れ死にでもされたら僕が後味悪いだろ!」
ツ、ツツツツンデレの代名詞「勘違いしないで」キタァーー(°∀°)ーー!!!!
破壊力抜群ですかそうですか!もう冗談抜きで結婚してくださいリーバル様!!!
『はい。ありがとうございます。
…嬉しいです』
今日からここは、私とあなたの愛の巣ですね!
『…と思っていた時期が私にもありました』
ものの見事に追い出されたよ。夜ご飯は一緒に食べてくれたけれど、さすがに添い寝は駄目らしい。
仕方がないから今日も朝方に乗り込もうかなーっと。(あ!ちなみに今は族長さんのお部屋の片隅を借りて暮らしているよ!)
ちぇっ、彼の子どもならいくらでも産めるんだけど……とか言ったらまた顔を赤くするんだろうなぁ。ふふふ、想像するだけでご飯炊飯器一杯はいける。あ、違う、鍋一杯はいける。
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