おまけ2




『すごい！これがヴァ•メドーのメイン制御装置か！
何故これはこんな花の蕾のような形をしているのだろう。大妖精の泉がもしも閉じたのならこんな形だろうか。何か意味や役割はあるのか？分からないがとりあえずスケッチをとっておこう。
おや？この四角い窪みはなんだ？他の制御装置にもあったが何かをはめ込むのだろうか？このサイズだと姫の持っているシーカーストーンが近いと思うが確証が持てないからそれぞれのサイズも測っておくか。あああやることが山積みだ。
そういえばここは土も無いのに何故こうも植物が育っているのだ？役に立つかどうかは別としてサンプルも採取しておくとしよう。 植物の生態や知識に明るい奴が確か城にいたからこちらのことは頼んでみるか。
それにしてもなんと複雑な構造だ。まるで迷路のようだがこれは侵入者を阻むためのものなのだろうか。侵入しそうな愚か者といえば巷を騒がせているイーガ団とやらなら有り得そうか？だがしかし噂を聞くだけでは奴らには空を飛ぶ技術も侵入して工作しようなどと考えつくほどの頭も持ち合わせているとは思えないが。一応彼らはシーカー族だということだし身体能力には恵まれているのだろうから油断は出来ないし念のため神獣の警備に人をあてることも提案してみるか………貴殿はどう思う？』

「え何、聞いてなかった」








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