第16幕
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『はッ!??なんでッ??!!!』
本来であれば、以前オビト奪還の際にミナトに渡したお守りの術式へと飛ぶはずだったのだが、飛んだ先には目当ての金髪はおらず、まさかの我が家。ミナトの部屋へと土足で上がり込んでしまったわけだ。オーマイゴッドネス。
いやオーマイゴッドネスじゃねえよ。なんで持ち歩いてねえんだよ意味がわからん。
お守りを無造作にポケットに入れ、苛立ちのまま鍵もかけずに家を飛び出し瞬身にてまた移動を開始する。
『……っビワコさん…!』
先程の場へ戻るも時既に遅かったようで、出産に立ち会ってくれていたビワコやタジマ、他数名の護衛が倒れていた。状況を把握しようにも皆事切れており、もはや狼狽するしかない。
とりあえずミナトを探さねば…とその場を後にしようとすると、地面が大きく揺れ、この世のものとは思えないような咆哮が耳を
実際に見なくてもわかった。
この鬼気迫るようなおどろおどろしい気配。
──九尾だ。
『クシナ…!ミナト…!!』
焦る気持ちを無理矢理抑えつけ、咆哮の聞こえた方へと向かった。
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