第3幕
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『ンムムム…』
「どうかな?登れそう?」
『待って、話しかけないでください』
ゆっくり、そして確実に着実に、うっすらと空に浮かんだ月に向かって歩を進める。
ミナトと修行を開始してからなんやかんや一週間が経ち、分身や変化などの簡単な術はマスターした。
だから今度は、練れるようになったチャクラを維持出来るようチャクラ吸着での木登り練習をしているわけだ。
『もう少し…もう少し……もう…す…こし!
やった!ミナトさんやった!』
「おめでとう、ミノリ。
1日でチャクラ吸着が出来るようになるなんて上出来だね」
確かに。ナルトとサスケも結構時間かかってたし、もしかして私才能あるんじゃないか!?
俯き気味にうっしっしと喜ぶ私にミナトがぽつり。
「じゃ、次行くよ」
『え…?』
「次は水の上で同じことをやってもらうから、ついておいで」
え、ミナトってこんなスパルタだったの…?
もう夜だよ?私見た目5歳児だよ?お腹空いたよ。
ぐぅうきゅるる
と、丁度良く、そしてタイミング悪く下品な音が夕闇の中響いた。言わずもがな私の腹の音な。
一瞬ポカンとしたミナトは、すぐに吹き出し続いて腹を抱えて笑い始めた。
笑いの沸点ひっく。
「そっか、お腹空いたよね。…フフッ」
『いつまで笑ってんですか』
「いや、ごめん。
じゃあ先にご飯食べようか」
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