第11幕
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あれから数日。
次また里を抜けようとしたら今度こそ本当に部屋から出さなくていいという条件付きで出してもらった。
さすがにもう追わないよ。方向性は決まったからね。
リンとカカシは当たり前だけれどオビトのいない悲しみに浸っている真っ最中だが、さすがと言うか、ミナトはやはり、他人の目がある時には切り替えているようだった。
そんなミナトに2つ、お願いをした。
1つは、今後の任務の班編成は、絶対にカカシとリンと私を一緒にしてほしいということ。リンの誘拐も、雷切に突っ込むあの瞬間も、どちらも彼らの傍にいなければ阻止出来ないからだ。
それに、何が起こるかは分かっていても、いつどこでそれが起きるのかは分からないから、皆と同じ班でいることは確実に必要なことだった。
渋られたけれど、もう私のいない時に仲間を失うのは嫌だと伝えたら渋々了承してくれた。
そしてもう1つ。
それは、ミナトの
こちらに関しては快く了承してくれたので、任務の合間に教えてもらうこととなった。
「……君は強いね」
『えっ?』
飛雷神の座標となる術式を作っていると、ぽつりとそんなようなことを呟かれた。
切り替えの早さのことを言われているのだろうか?まぁそりゃ生きてることを知ってたら心に余裕も溢れてくるってもんだろう。
『……大切な人を助けたいし守りたいから、いつまでもうだうだしてるわけにはいかないんだ』
「…そうだね」
友達を、仲間を、好きな人を
大切な人達を護りたい。
そういった祈りと決意を込めて、術式の文字はミナトの「忍愛之剣」に寄せて「護為之剣」にした。
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