第7幕
夢小説設定
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『…………あれ?』
ハッと気がつくと全身が冷たい。
目を開ければ先程と何も変わらぬ真夏の空。あれからどれだけ時間が経った?
体を起こして周りを見渡せば周囲にぷかぷかとスイカが浮いている。
とりあえずそれを持ってまた戻ることにした。
「おかえりなさいミノリ!…ってずぶ濡れじゃないの!」
『あはは…川の中で転んじゃって…』
「ミノリはどんくせーな!やっぱ男の俺が行くべきだったか?」
『いやオビトはスイカ置いた場所知らないじゃん』
うーん。どうやらそんなに時間は経過していないっぽい?
一瞬の合間に見た夢?なんだか走馬灯のよう…。
まあいいか。あれが夢でも現実でも、どちらにせよ私は生き残るためには強くならなければいけないんだからね。
もう気にしないことにしよ。
その後は私の希望でみんなでスイカ割りをした。
言わずもがなだけど、クシナにやって貰ったらスイカが爆散したよね。
残りの2個はリンとミナトが上手いこと割ってくれたので、クシナに切り分けてもらってみんなで食べた。
『スイカなら食べられるんじゃない?』
「ミノリか…」
なんだその反応は。
木陰で険しい顔をしながら休むカカシに、さすがに可哀想だからとスイカを持って来てあげた。
BBQの時にも休んでたから何も食べられてないし、カカシ嫌いの私も同情したわ。
カカシは無言でスイカを受け取ると、傍らにそれを置いてまた横になった。
食わんのかーい。
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