第5幕
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そして始まったVSカカシ。
と言っても、ミナトがルールを設けてくれたおかげで喧嘩ではなくちゃんとした修行になっている。
私は腰に鈴をぶら下げて逃げるだけ。つまりは第7班がやっていた鈴取り合戦だ。
ミナトは回避特化の私にも不利にならないようにとそんなルールにしてくれたのだろうけれど、その代わりにカカシには「どんな手を使ってでもいいよ」と言っていた。突然の裏切り!!
それなのにカカシは体術しか使わない。
殴る蹴るの合間に鈴を取ろうと手を伸ばしてくるが、すかさずその手を叩き落とした。
こんな子どもとか言いまくってたし、やはり私を下に見るが故だろうか?いや回避以外は下も下だとは思うけども。
で、どのくらいそれを続けていたか。
適度なところでミナトかリンが止めてくれるかなって思ってたけど、視界の端でミナトが持ってきた弁当をみんなで広げたあたりで、あっ、止める気ないぞあの人って気づいたよね。
スタミナ的には全然大丈夫なんだけどさ。なんてったってミナトに、そうあのミナトに鍛えられているからね。
最初はボロッボロのボロ雑巾みたいにされてたけど、目にチャクラを流して動体視力を上げたり、瞬身の術と同じ原理で全身にチャクラを流して活性化させるっていうゴリ押し技を身につけたおかげで大分楽に動けるようになった。余談だけど、この2つの技(というのもおこがましいけど)を常時使っても全然チャクラが尽きないってので、私に莫大なチャクラがあるってことに気がついた。どのくらいかは知らん。
それでだけど、そんな離れ技を身につけミナトとの
あれはほんとに頭おかしいだろって思った。いやほんとに、いくらミナトでも幼女にそんなスパルタなことしないって思うでしょ?私も最初夢かと思ったけどバリバリ現実も現実だったから。舐めんなよ、あの人はマジで頭おかしい。
でも初めてあれをやり遂げた時の感動はやばかったね。頭の中で24時間●レビの如くサ●イ流れたもんほんとに。
んで、そんなことを考えている間もカカシの攻撃は続いているわけだが。
ねえマジでいつまでやるのこの子???
拳を振る速度も最初とは段違いで落ちているってのに、負けず嫌いにも程がある。プライド高すぎじゃなーい?
『あのさ、』
1度カカシと距離を置き話しかければすかさずじろりと睨みあげられる。まじでなんなんこいついちいち癇に障るわぁ。
『いつまでこれ続けるの?』
率直な疑問。
正直私はもう怒ってないし、あとはこいつの意地だけだと思うんだ。
ぶっちゃけ、ミナトとのチキチキ鈴取り24時間耐久レースを乗り切った私から言わせれば、疲労でずるんずるんになっているこいつに勝ち目は万に1つもないと思う。私だって勝ちを譲る気はない。てか譲ったって絶対受けないだろうしね。
そしてガン無視するカカシ。
『ミナトさん、私術使っていい?』
「んー、まあこのままじゃあ埒が明かないからね、いいよ」
よし。
1度だけミナトをギャフンと言わせた我が術を見せてやろう。
カカシからかなりの距離を取り、ポケットから巻物を取り出してカカシに見えるように広げる。別に大したことは書いていない。これを見ようと目を凝らしてさえくれればいい。
すかさず印を組む。
『雷遁 青天の霹靂』
ドオオオオオン
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