第5幕
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で、予想はしてたけどやっぱ一緒に任務に励んでくれる下忍とやらはミナト班なのねー。
8時にここへ来いと言われたから、原作でお馴染みの例の広場に来たのに、私を呼んだ張本人はおらず目の前にいるのはミナト班の3人のみ。しかも私と同じでただ呼ばれただけで、何も説明は受けていないらしい。
うふふー。気まずーい。
リンには頭をひたすら撫でられ、そしてオビトには顎に手を当て何かを考える素振りを見せられた。カカシはー…何やらめっちゃこっちを睨んでおりますが??
は?私何かした??
「や!お待たせ!」
と、丁度タイミングよく現れるミナト。グッドタイミング!!
なんと言っても気まずいのなんの。この空気をどうにかしてくれミナトよ。
「4人とも待たせてすまない。どんな雰囲気になるかを見たかったんだ」
(´>ω∂`)てへぺろ
とでも言いたげな顔。ミナトってば好奇心の塊だね!!もちろん全力の嫌味だよ!!
そしてミナトは3人に、朝私に説明したのとほぼほぼ同じことを伝えた。返ってきた反応はと言えば三者三様。
リンは「女の子のメンバーが増えるの?やった!」と喜び(て、天使…)、オビトは「お前いくつだ?怪我すんなよ!」と心配してくれ、そしてそしてカカシはと言えば。
「こんな子どもから今更学ぶことなんてありませんよ」
と初対面のくせして謎に喧嘩を売ってきていた。
はあああん??まあ私(中身は)大人だからこんな安売りされた喧嘩なんて買いませんけども??
「それに、こんな子どもを怪我させたり死なせたら忍びないですよ」
いやお前も子どもだろが。という言葉はぐっと飲み込む。
まあまあと穏やかに声をかけるミナトをよそにカカシは続けた。
「というより、ただでさえうちの班にはドベがいるのに、こんな子どもの面倒まで見切れませんよ。正直言って足手まといです」
ぶちっ
と何かが切れるような音がした。あ、違う私かと思ったらオビトだ。
いや私も似たようなものか。
『おいお前、こんな子どもこんな子ども言ってるがお前も大概こんな子どもなのは気づいてるか?
あとそれとな、人は学び続けるからこそ人間であり考える葦なんだってどっかの偉い人が言ってたぞ。それなのに学ぶことがないとか言ってるお前はなんだ?ただの草か?その無造作な頭は確かに雑草みたいだがな。
人に怪我さす心配なんてしてる暇があったらその無造作ヘアーに水でもやって、形から考える葦にでもなってみたらいいと思うんだが??
そしてお前がこの班を纏めてるかのような口振りだけど、どっからどう見ても班のチームワークを乱してそうなのはお前だからな?』
「…はっ…?」
何やらめっちゃ視線を感じるがスルーで行こうか。
そりゃそうよね、今まで苦笑いとは言えニコニコしながらリンに頭撫でられてたやつが急に真顔で早口でディスってくんだもん。私なら5度見する。ちなみにミナトには2度見された。
まあおかげで、この2年間でミナトに溜まっていたストレスなんかも全てスケアクロウ野郎にぶつけることができたので良しとしよう。
「とにかく、俺は絶対に認めません!!」
そして冒頭に戻るわけだ。
ね?ミナトが悪いでしょ?ストレス発散させてくれないからぁー。(盛大に罪を擦り付けてみた)
「カカシの言い分はもっともだ。でも、彼女は決して君達の足手まといなんかにはならないと保証するよ」
「……それなら、俺にこいつを試させてください」
「ああ、2人がいいならね」
は?いいわけなっいいの?!
フェー??私あんだけ華麗に喧嘩買っちゃった手前拒否れなくなーい??
『…まあ、いいですけど…』
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