第4幕
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さてさて、私がとんだ大恥をかいたあの悪しき日から幾日が経っただろうか。そう、1年です。幾日じゃないよってね。
もうね、長ったらしい印を覚えることは早々に不可能に近いと判断致しまして、もう自分で作っちゃったぜ。作ったとは言っても、最初っから術を作ったわけでなく、元々ある術を私のやりやすいように、そして印を覚えやすいそれなりーな感じでアレンジをしたって感じだけど。
今後それなりに使うことももしかしたらあるかもしれないから、それなりに練習してそれなりに使えるようにならなくてはね。
ほんで、この1年で分かったことがいくつかあってだね。
こう、手を出して、チャクラをえいっと流すじゃん。そうすると、─パキンッっという爽やかな音と共に、その広げた手の平の上に氷の塊が出現するわけよ。
もはや術でもなんでもない。おそらく氷結の獣とかいう呼ばれ方をしている私にしかできないことなんだろうとは思うけど。
うまいこと説明をするならあれよ、某妖精の●尾の氷の●形魔道師。アイスメ●ク…!とか言っちゃう系のあれ。
もちろん色々試した。
結論:手の平どころかどっからでも出せるぜ。
もっと色々修行したら自分から離れたところにも出せるようになるのかな。まあもっともっと修行したらありえなくはなさそうだけど、もうちょいチャクラの扱いが上手くならないと無理そうかなぁーっと。
あとね、もういっこ気づいたことがあってさ。例えばどっかで転んだり何かしらの傷を負うとするじゃん。そうするとさ、徐々に傷が回復していくのよね。まるで傷ができた過程が逆再生されてるみたいにさ。まあ擦り傷とか切り傷くらいならほぼほぼ一瞬だけど。スンって。スンって治る。
そしてもういっこ。いや気づいたこといくつあんだよって感じじゃん。それ私も思った。
てかこれに関してはよく気がついたなって感じなんだけど、たぶん私のこのチャクラは太陽の光が関係していると思われる。
ミナトに言ったら「うん…なるほどね」って言われたからたぶん結構いい線いっているのではなかろうか。と言うのも、日中は言わずもがな支障はないのだけども、ある期間だけ全くチャクラを練られない時があってだね。例の如くミナトからもらったチャクラ紙を使っての実験もしてみたが、もう、ね、うんともすんとも。傷とかは治るんだけど、チャクラが練れない、術も使えない、おまけに氷も出なくてもうチャクラと共に私の(というより氷結の獣とやらの)アイデンティティまで失われちゃってどうするよほんとに。ってなるわけだわよ。
んで、その期間というのが太陽の光が反射も含め一切ない時間、つまり新月。今まで普通に使えていたのに急に使えなくなるってことが何度かあって、それが新月の時だけだってことに気がついてこういう結論に至ったわけ。
本当に、私頭良すぎてマジで脱帽ものだよ。捨てたもんじゃないよ私。捨ててないけど。
でも、そのことも含め全部ミナトさんに話したんだけど、それは誰にも話さず秘密にしとくようにねって言われた。まあそりゃそうだわ。犬●叉並の弱点だもんね。
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