第4幕
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『………ふーむ…』
ある昼下がり。
今日も今日とてミナトのスパルタ指導の下修行に勤しんでいた。と言っても、チャクラ吸着についてはこないだの1日でなんとか形になったし、その他の基礎的な術も何日かかけてみっちり仕込まれたので、今回はその先を学ぶこととなっている。
で、何かってあれよ。性質変化と形態変化よ。
あのナルトもやってたチャクラに反応する紙のやつを使って、私が使える属性が何かを判断するべく今その紙と睨めっこしているわけさ。
や、難しいとかそういうことじゃなくてさ。
なんかドキドキするじゃんこういうの。なんというかテストの結果を見る前の心境?って感じ。
「さ、勿体ぶらずにやってごらん」
『はいはい。では、いざ…』
チャクラ紙を持った右手にチャクラを込める。
すると
──ピキッ
『っ!?』
「…やっぱりか…」
えっ!?やっぱりって何よ??!!
チャクラを込めた瞬間その紙は、見事に冷気を纏い凍りつき、そして粉々に砕け散った。…まあ薄いから仕方ないね…。ってそうじゃなく、やっぱりってなんだよミナトさんよ。
『なんですかやっぱりって。まるで予期してたみたいな』
「もちろん。三代目に言われたのを覚えてない?氷結の獣って」
『言われたような言われてないような?』
いや、言われたな。お茶吹いたなそういえば。
「いいかい?
君は氷結の獣こと零尾の人柱力ということになっているんだから、君はその力を制御しなくちゃいけない。
言っている意味は分かるかな?」
Oh…。
つまりは修行頑張れってことでしょ。知ってたよ。
「にしても氷遁か…。使える人がいないから自力でどうにかするしかないみたいだね」
『え"っ』
「まぁサポートはするよ」
苦笑いでそう告げたミナトも、ほんの10分後には頭を抱えることになる。
「初心者に術の開発は難しいか…」
『そりゃそうよね…』
そりゃそうだよ。忍術かじり初めてまだ4日?5日?くらいだもん。無理だよ不可能だよ。
「んー、まぁ氷遁は一旦置いておこうか。時間も有限だからね」
『そうですね、置いときましょう。永遠に』
「いやそういうわけにはいかないからね」
『聞こえてましたか』
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