第28幕
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「……話は分かった」
根に襲撃された翌日、早朝からイタチとミナトを我が家へと呼び、昨日起きたことを事細かに説明した。
シスイももう、万全の状態とは言えないがとりあえず話すだけならば大丈夫なようで、ベッドの中からイタチとオビトに別天神のことと、考えていた作戦を伝えていた。幻術でクーデターを止めるつもりだった。その最中にダンゾウに万華鏡写輪眼を狙われ襲われたのだと。
「奴はこの機に乗じてうちはを消すつもりです」
原作であの大量の写輪眼をどっからパクってきたんだと思っていたけど、きっとイタチが一族虐殺を執行した時に死体から奪いとったんだろうな。目の上のたんこぶことうちはも滅亡して大量の写輪眼も手に入って一石二鳥〜みたいな。何これ美味しい思いしてんのダンゾウだけじゃん。
あんな盛大に失敗したのだから暫くはシスイの目を狙っては来ないと思うが。……いや、来ないと信じたい。
「うちはのクーデターは…止められません」
イタチ曰く、フガクもまた幻術による無血革命を実行しようとしているらしい。戦闘は最小限に、上層部の拘束をイタチに任せて。
フガクも大変不本意な様子だが、愛の一族うちはの暴走を止めるだけの里への信頼が無いのもまた事実。
穏便にクーデターを止めることが出来ればダンゾウの目論見は潰えるだろうが、どうにかしてフガクとミナトが一体一で話し合う機会を設けられないだろうか。彼らが話してくれさえすれば、あとはミナトがどうにかしてくれると信じてる。ミナトのカリスマ性を信じてる。
「昨日…クーデターの決行日が決定したようです」
『時間が無いね……。それはいつ?』
「今晩です」
『えっ何て???』
あまりにびっくりなレスポンスだったため即座に聞き直してしまった。えっ。今夜?今夜??早ない?
昨日の会合にはクーデター反対派のイタチ、シスイ、オビトの誰も参加しなかったため、誰も止める者がいない過激派が急いたことでこうなったらしい。
ちょっと1回言っていい?馬鹿ですか?あぁごめん話し合いの前にクーデター企てちゃう辺り馬鹿でしたよね…。
うちはも割と脳筋なんだもんなぁ…。
『あー、皆には反対されるかもなんだけど1個いい?』
フガクとミナトの対話の機会、一応作ることは出来るかもしれない。万全ではないシスイを除いたここにいる皆の協力は必要不可欠だが。
イタチの話だとフガクはまだ人間的言語が通じそうなので、どうにかそれは信じたいものだ。
『あのね、イタチ君には何事も無かったかのようにクーデターに加わってほしいんだ』
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