第27幕
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『……参ったねこれは』
隣の木の枝へと跳躍すれば、今まで立っていた枝にカカカッと手裏剣が突き刺さった。
人目に付かないようにと、夕焼けに照らされた森の中を進みながらオビトとの待ち合わせ場所に行こうと思っていたのに、道中急に襲いかかってきた3人の暗部…いや、この胡散臭いマントは根の者か。
さりげなく私を人里から離れた場所へと誘導するその陰険さは正に根って感じ。さすがダンゾウ直属の部隊だ。
「大人しく死ね!!」
『、らァっ!!』
クナイを持って斬りかかってくる奴らを捌きつつ、飛んできたクナイも術式クナイを用いて捌く捌く。
その中に1つ煙玉が付けられたクナイが混ぜられていたため、爆ぜる瞬間に持っていたクナイを敵の1人に向かって投げ、その投げられた先へと飛雷神を使い螺旋丸を叩きつけた。飛雷神・二の段、だよ!…………これは1回1回言いたくなっちゃうんだよなぁ。
私がこうして狙われているということは、オビトやシスイも狙われていると考えていいだろう。遠くの方で爆発音が聞こえる辺りやっぱそうかも。
私が襲われることは完全予想外だったけれど、とりあえず短期決戦で早く彼らの元へと行かねば。
『雷遁 青天の霹靂』
綺麗な夕焼け空に雷鳴が轟いた。
目が眩んだ残る2人が地面へと降り立ったため、すかさず私も後を追い、印を組んで地面に手を着く。
『雷遁
「ぐァアアアッ!!!!!」
簡単に言えばモン●ンの痺れ罠なこの術は、殺傷能力は低いが練るチャクラの量を増やせば気絶くらいはさせられるので、時間をかけたくない時や生け捕りの時には心底役に立つ。
気絶した2人をそれぞれ縄やら鎖やらとそして氷遁で雁字搦めにし、その場を飛雷神で後にした。
それは許され難い光景だった。
座標が高い位置にあるため、飛雷神の術を使えば空中に投げ出されるのは当たり前のことだ。が、飛雷神で飛んだ先、眼下には今まさにシスイの目を取らんと背後から腕を伸ばすダンゾウの姿があったのだ。
『シスイ!!!!』
印など組んでる暇はない。
地面へと降り立つ
「ぐぁッ!!」
『っぐッ…!』
掴んだ瞬間に腕を引っ込まれたためほんの一瞬しか流せなかったが、それでも効果はあったようだ。至近距離で爆ぜたため顔へと血飛沫が飛んでくる。
うああきったねえ花火だくそったれ。
急に腕を引っ込まれたために体勢を崩し、背中からダイレクトに地面に着地してしまった。地面に着く瞬間、咄嗟に首を引っ込めたため頭は打たなかったが痛いものは痛い。
私の頭を踏み抜かんとするその足を横に転がって避け、そのままの勢いで足払いしてやった。
いやほんと片腕吹き飛んでんだからもうちょっと動揺してほしい。
『土遁
体勢を崩したダンゾウを尻目に、後を追おうとする根の目眩しをしてからシスイを連れて離脱した。
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