第21幕
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飛雷神で家へと帰りシャワーを浴びて、その時点で疲れは限界点を越していたため自室へ戻るのも諦めそのままリビングのソファへと沈んだ。
その後、四代目へ任務の報告をしに行ったわけだが、その際にはばっちり今回のイチヤの働きぶりを報告しておいた。もちろん悪い意味でな。
報酬をもらって班を解散した後は、ミナトから強引に"何者にも邪魔をされない2連休"を奪い取り、うきうきるんるんのまま家へとスキップしながら帰った。
『………は…?』
その夜。
疲れたような表情で帰ってきたミナトの話によると、抜け忍 まなびやガクの尋問が今日執行されたそうなのだが、どうやら彼には幻術がかけられていたらしく、解術しても本人には全くその時の記憶がなく、大した情報が得られなかったらしい。
そして、ガクにかけられていた幻術はなかなかに高度なものだったようで、普通の解術では意味をなさず、瞳術のプロであるうちはのフガクに解術依頼したらあっさり解かれたそうなのだが…。なんと、ガクのその幻術は写輪眼を通してかけられたものだと判明したそうだ。
つまり、写輪眼を持つ何者かがガクに幻術をかけ、わざと里を抜けさせたということだ。うーん!謎ぴー!!!
何故そんなことをさせたのかは知らないが…うちはが関係することに関しては裏でマダラが関与しているのではないか……と思ってしまうのは致し方ないと思う。
零尾に関しても、時々起こるうちはの関与が疑われる事件に関しても…1つ解決してもまたすぐに謎が浮上するから困る。
珍しく眉間に皺を寄せてテーブルに顔を伏せたミナトを見ていると、零尾のことを報告する気も失せてしまった。
余計なことに気を遣わせたくないし、別に急ぐことでもないからね…。
思いもよらず降りかかった事実は、想像もつかない程スケールがでかすぎた。
疲れるだけだから考えもしたくない。十尾の対でーす、なんて言われても、「は、はぁ…」としかならない。神樹の行く末を見守る者?神気?つまりどういうこと?何それ美味しいの?
よく分からないけれど、まあ私はあくまで零尾の人柱力としてこの里に暮らしているから、そこまで詳しく知っている必要もないだろう。それにどうせ、人生まだまだ長いんだから、きっとどこかでさらなる真実が明らかになる時がくるだろう。